内容説明
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防災面では特に課題が多いと指摘される木造密集市街地、いわゆる「木密」は、その一方で、木密ならではの懐かしい風情と親しい近所付き合いがある。木密の長所を生かした木密再生の処方箋を紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamayuuri
1
速読。木造住宅、密集…。これを一方的な論理で、再開発や区画整理で消してしまうのではなく、あくまでもそこに住み続けるためにはどうすればいいかを考えた一冊。建築の問題はもちろんのこと、ご近所でのマップ作りなど、日頃からできることはいくつかあるが、そのためには木密を過度に賛美するだけでなく、危機感を共有することも必要なのかもしれませんね2010/09/18
さくらば
0
木密の魅力と守る方法をその危険性と共に現実的に考えた本。伝建地区では、木密への制度としての対処が上手くできている。それは 126 地区それぞれが各地に残る歴史的な集落・町並みとしての価値を認められ特例になっているからであるが、それが可能なら木密についても新しいルールを設けることができるはず。木密を残したいという理由を伝建地区レベルに明確にして対策を講じる必要がある。 ちなみに谷中ではその仕組み作りが進められているようである。2022/08/04