内容説明
東京都美守市。この町の市役所には変わった窓口がある。イベントでヒーローアクションをこなしつつ、ふだんは市民課の隅に窓口を設けて、市民の相談に耳を傾ける――それが「ヒーロー係」だ。
とにかく前向きで元気な青空あおいと、無愛想でクールな相棒・高松幸之助。二人のもとには、近所迷惑な隣人に憤慨する主婦や、好きな相手の力になれず悩んでいる青年などが次々とやってくる。
どんなささやかな相談事も大歓迎。いつでも全力で、あなたを笑顔にしてみせます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おつまみ
99
犬と近所付き合い、親子と恋、幼馴染と夢という3つのテーマが描かれている。共通するのは、タイトル通り、市役所がどこまで関わることができるかだ。もちろん空想の物語だが、主人公たちの真摯な態度で、物語のキャラクターが救われているのがよくわかる。一見、鈍感のようでもそれが人に信頼される要因となったりして、読んでいて感動してしまった。人助けと簡単に言うけど、それをヒーローにするにあたって、どこまで関われるかは担当者の人柄が重要だと思う。2021/06/07
佐島楓
68
辛口失礼。各章の冒頭で予想していた展開がことごとく当たってしまうという意味で、小説として期待を裏切ってくれる楽しみというものがなかった。それを安心して読めるとする向きもあるかもしれないが、物足りないばかりであった。2018/11/06
IRIE
28
サラッと読めて面白かった(*^^*) フィクションのなせる技って感じだけど、高松もあおいも好きだなぁ^^* このコンビの今後が気になります(*´艸`*)2019/07/10
栗山いなり
3
東京都美守市の『ヒーロー係』に所属するあおいと高松が市民の様々な悩みを解決すべく奮闘する物語。結構ぶっ飛んだノリを出しながら市民の幸せのために奮闘する様を描いた作品でこれはこれで悪くはなかったな2023/06/18
barcarola
3
お仕事小説? と思ったら全然そんなことはなく、かなり無茶な設定。いっそ気持ちが良い。登場人物たちに魅力が感じられないのが残念。2020/06/06
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