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内容説明
マイケル・ポーター『競争の戦略』が刊行されたのは30年以上も昔のことだ。いまや企業にとって戦略は必要不可欠なものとなった。
戦略を持たない企業はないといえる。ところが、一時ブームとなった「ブルーオーシャン戦略」は、他社との差別化の道は容易には見つからない
という厳しい現実を前に、あっという間に廃れてしまった。どの企業も同じような戦略を立て、差別化が困難という状況が続いている。
どの企業も頭のいい人が集まって立派な「成長戦略」を掲げているのに勝者、敗者に分かれるのは、戦略の本質を理解した「実行」が決め手に
なっているから。企業の業績は戦略と実行の掛け算であり、戦略立案=トップの役割、実行=現場の役割といった二分法ではうまくいかない。
戦略とは分析、ロジックであり、実行は組織における人間の気持ち、やる気である。本書は、戦略実行における問題点、失敗事例を挙げながら、
実行の要となる「組織におけるコミュニケーション」を深堀りする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たー
14
個人的にMBAやコンサルタントは何となく役立たずと思っていたが、その理由を解説してもらった感じ。コミュニケーションはそもそも非効率、だからこそ大事というのが印象的。2011/08/13
ともさち
8
戦略の実行について勉強。前提が変わる中で、納得できなくても戦略を実行するために、コミュニケーションをとることが大切。2015/08/29
takam
7
これは良書だ!ポーター流の戦略を導入してもうまく機能しない組織が多いが、もっと情熱や夢、コミュニケーションという有機的なものを加えないと組織は機能しないということを教えてくれる。戦略論というと机上で考える作業という感じだが、抵抗勢力や現場、市場、競合を観察することで適切な手を打つことが求められる地道な作業である。著者はPDCAサイクルのDAが不十分だと指摘するが、その通りである。一方で指摘だけに留まらず、どのようなやり方を導入すればよいかという提言をもう少しまとめてほしかった。2019/07/24
きむロワイヤル
6
これまで、日本企業は「戦略」が無いため、欧米諸国に負けていた、これからは戦略が重要だ!と言われてはや何年、今や「戦略」のコモディティ化が進み、どこでも戦略が立てられているのに、イマイチという状況が起きている。これは、とりも直さず、「実行」に問題がある、実行力が不足しているということであると著者は断言する。戦略は立てるだけじゃダメで(当たり前だが)それを具体的に実行することが大切。出来ない場合は、そもそもやるべきかどうかも含めて、戦略の見直しをして再度挑む気構えが必要である。2019/09/02
mkt
4
経営者に必要な要素①分析を中心とした科学的要素②経験を中心とした職人的要素③ビジョンの創造というアートの要素/戦略実行の失敗要因①トップの鶴の一声に部下がついていけない②時間、準備不足③戦略が不明確④実行と評価制度がリンクしていない⑤責任が不明確⑥部門間の対立⑦納得性が低い⑧片手間の実行⑨情熱、本気度の不足/コミュニケーションピラミッド①情報→提案→価値観/効率化=効果÷コスト/会社のビジョンを絵で描く/組織におけるコミ①意味の共有②本質的に効率は悪い③コミュニケ/ 20220208読了 332P 39分2022/02/08
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