内容説明
花や草木を枯らす呪われた手を持つ撫子。父の死後、知らぬ間に自分が結婚していたことを知る。夫だという花織を訪ねると「――庭と妖精のこと、承ります」という怪しげな看板を掲げ、人里離れた土地に暮らしていた。本業は造園家だが、昔から妖精の呪いに纏わる厄介事を解決しているという……。謎が謎を呼ぶ美しき庭園で、撫子を待っていた衝撃の真実とは――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
38
花や草木に触れると枯れてしまう呪われた手を持つ撫子。父の死後、19歳になった撫子は知らぬ間に自分が結婚していたことを知り、結婚相手・花織が住む新潟へ赴く幻想ミステリ。妖精に纏わる厄介事を解決している人嫌いの造園家の花織。粘り強く徐々に心を通わせてゆく中で直面する30歳になったら死ぬという花織の呪い。ふんわりとした雰囲気の中で呪いにどう向き合うかという葛藤が描かれますが、それでも真っ直ぐな撫子の想いが花織の孤独な心を揺り動かすようになってゆく展開と、そんな二人が迎えたその結末はなかなか良かったと思いました。2018/09/06
おでん
28
きれいなお話だった。妖精とか花とか、好きな題材。2020/01/26
悠
18
妖精に呪わせ赤い手(触れた草花が枯れてしまう)をもつ少女撫子ちゃんと呪いで30歳の誕生日の夜に死んでしまう花織くん。 チョット入り組んでるし、お伽噺、神話なんかも絡んでいます。 ホロっときたり、ムカついたり(笑)ここまでの妖精のお話は読んだことがなかったので、とても良かったです。残酷さと優しさと憎しみと未練…色んな感情が絡み合っていますが、読後感少し切なくて心が少し強くなった感じ ですかね。花織くんと撫子ちゃん、幸せな時間が流れますように。蓮乃助くんどうするよかな??? この先読みたいなぁ。続編希望❢2022/01/28
ゆり
18
どこかほの暗く美しい、現代日本が舞台のおとぎ話。花や庭の描写が特に流れるような言葉遣いが美しく浸れました。妖精の呪いに縛られて生きる撫子と花織、辻家の人々。真っすぐに慕ってくる撫子を拒否しつつもそんな彼女を次第にかけがえのないものと見ていく花織、彼の不器用でひねくれた愛情がきゅんとしました。ストーカーのこと、途中で薄々おかしいなと思っていたけど、やっぱりか……。最初からずっと撫子は余所者であったというのが苦かった。新潟の土地の描写も興味深かった。2019/01/26
うさぎや
16
とても美しくてせつないラブストーリー。撫子と花織、ふたりの関係がすごくいい。2018/09/15
-
- 電子書籍
- ガラスの温室の公爵夫人【タテヨミ】第6…
-
- 電子書籍
- 転校生は嫌々私が守ります!【単話】(1…
-
- 電子書籍
- 恋はイタリアの薫り【分冊】 2巻 ハー…
-
- 電子書籍
- 三国志 超合本版 3巻
-
- 電子書籍
- 「徴用工」の悪心 扶桑社BOOKS新書




