内容説明
地球を離れ、新天地をめざす恒星間移民船内で起こった惨劇。もし再び殺されれば、二度とクローン再生できない完全な死となってしまう。しかし真相究明の手がかりとなる記録も記憶も、すべて消されてしまっている……。全員が訳ありの過去を抱える乗組員たちは、互いに疑心暗鬼に陥りつつも、協力を余儀なくされる。やがて彼らの過去から、クローン医学や記憶移植を利用した生命延長技術をめぐる、数世紀にわたる人間とクローンの対立の歴史が浮かびあがり……。船内の状況が緊迫する中、彼らは真相を突き止め、自らを窮地から救い出せるのか?/解説=渡邊利道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あさうみ
42
「クローンね、うんうん」と油断していたところ最後に畳み掛けるようにして物語を整え収束させた。まさか、コレが!!と目にうろこ。結末の後が知りたいけど、これはこれで綺麗にまとまってるのかな。主要キャラに日本人の名前が付けてあるのは嬉しい♪推理小説な本格犯人当てではないけど、ミステリーが宇宙船の閉鎖空間に味を出しててSFってこういう面白さがあるんだと思った一冊。2018/10/17
こら
40
上巻最後で、複数人格を同居させるヤドカリの存在が明らかになり、下巻もスルスルッと読めました。殺人犯が判明するのが急展開過ぎたのと、黒幕がバレバレなのはう〜ん…だけど、黒幕の動機が上手く伏線として提示されていたのがお見事。それよりも「六つの航跡」というタイトルにすっかり騙された!なんやかやで久しぶりのSFミステリを堪能できました。2025/10/25
ほちょこ
30
SF小説にありがちな無理な設定やら、それはないでしょう!というような展開はなく、最後の最後まで楽しめました。読まず嫌いはダメですねー。よい本、紹介していただけたこのSNSにも感謝です。2018/12/15
わたなべよしお
30
すごいというほどではないが、楽しんで読みました。人間をまるごとコピーして、肉体が滅びても「クローン」として何回も復活できる世界。「死」が意味を持たないという設定はなかなかスゴイね。ストーリーも練られているし、登場人物も魅力的だ。2018/11/01
ニミッツクラス
28
18年(平成30年)の税抜980円の初版。上巻同様約300頁の2分冊の下巻。加藤氏のカバーは恒星間移民船ドルミーレの外観を上下巻で一幅。船内で生じた殺人事件を描いた五日間(本書は三日目から)の全容が明かになる。構成の基本となるクローンや艦載AIの扱いは個々人の背景を含めて充分に煮詰めてある。強制覚醒させられた先代船長が、犯人は誰かの問いに対してある人物の名を出す場面だけは、さすがに無理っぽい印象。植民星アルテミスの状況や地球側の仕掛人のその後などは続編を書く余地が充分に残っている。新作も期待。★★★★☆☆2020/11/02
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