三略

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三略

  • 著者名:太公望/堀江一郎/十常アキ
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2018/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065128916

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内容説明

半導体開発のトップランナーだった男が、突然、子会社の社長を命ぜられた! 研究者と経営者。電機メーカーとレコード会社。あまりにも違う環境にとまどう八田。なにより、引き継いだ会社は、無能な経営陣に食い物にされ、崩壊寸前だったーーー。彼の暗闇を照らす指針は中国の古典軍略書「三略」のみ。はたして会社を立て直すことができるのか? 最もわかりやすいまんがによる帝王学!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小木ハム

12
原書の導入として先に読む。大手電機メーカーで巨額の取引を成功させるチップの開発に成功した主人公が、社内の派閥争いによって畑違いのレコード子会社に出向させられる。そこは役員どうしの内輪誉めや取引先との架空接待が横行しているズブズブの腐敗国であった。三略の教えに添って会社を理解し社員を味方につけていく。六韜に比べると正統派の帝王学というか、君主かくあるべきを説く内容。というか漫画のストーリーが普通に面白かった。一度転落したところから徐々に上っていく展開は普遍的に良いものですね。2021/08/30

dou

6
姦雄、相称して主の明を障蔽す 毀誉並び興りて 主の聡を壅塞す 各々私する所に阿りて 主をして忠を失しむ(腹黒い奸臣は互いに内輪ぼめして、主君の目をくらます。やたら人を褒めたりくさしたりして主君の耳を塞ごうとする。都合のいいことだけを言いつのり、忠義あるものを遠ざけようとする。)財を貪れば則ち奸は禁ぜられず。(財貨を貪れば不正を禁じることはできなくなる。)2019/05/09

サンセット

3
大企業でやり手の管理職の人が、不正だらけで赤字続きの子会社に左遷させられ、下から意見を吸い上げながら会社を立て直すストーリー。自分の利益を優先する集団を念頭に置いてなのか、事を進める時は秘密裏にやろう、部下の功績は表彰しよう、内輪褒めばかりするのは止めよう、一度統率の取れた集団からは簡単に抜けないようにしよう、と身の振り方についての話が多かった印象。今だったら行動経済学的にどうかみたいに、もっと分析された話を聞いてみたいなあ。2020/10/11

VooSee

3
同シリーズの六韜と比べると、こちらの方が主人公の元のステータスが高いため、万人に納得感のあるストーリー。逆に六韜の方が無理にでも六韜感が出ていて、こちらは話として面白い。2019/01/06

tban

3
ビジネスにおける戦略はかくあるべし こうも見事に戦略が決まると面白いですね。 さんざんビジネス書で日本軍の失敗の本質やら 軍略かくあるべしを呼んでも、それを現代シーンに 落とし込んだものは少ないので、こうまで明確だと 痛快です。太公望を知らなくとも四書五経やら 孫子の兵法に興味があるならば、一読をお勧めします。2018/10/17

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