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内容説明
音楽家の人生と名曲の背景から、歴史がわかる!会話が弾む!
言葉を超えた音楽こそ、世界共通のビジネスツールに!
勤勉さを武器に転職し、国内でステップアップしたバッハ
命がけだった馬車の長旅で大成したモーツァルト
フロイトとウィーン大学で同時代に学んだマーラーなど……
音楽家の人生と名曲の背景から、歴史がわかる! 会話が弾む!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
115
献呈されたのですが、ちょっと内容がと言うことで積読にしておいたのですが、読んでみました。私のようにがちがちのクラシックファン(CDを5000枚くらい所有しています)からするとこのような本はあまりということなのです。テレマンが載っている割にはショパンがないとか。中学高校の音楽教科書のような感じです。最近このような本でビジネスマン向けにウスッペらなにわかファンをつくろうという傾向があります。美術、ワイン、歴史などです。私が若い頃も世界のビジネスマンはシェイクスピアが必読だということでにわかファンが増えました。2019/06/12
あすなろ
69
リベラルアーツとしてのクラッシック音楽。ところでクラッシック音楽って言葉の正確な意味をご存知でした?classicus・第一級に属する音楽という意味で決して古典ではありません。僕は知らなかったです。さて、本書では体系的通史が押さえてあり、変遷していく音楽の聴き手、即ち王侯貴族から市民そして帝国主義迄。それに伴う様々な音楽家の変遷。この辺りは中学の音楽の時間のペーパーテストぐらいしか皆知識ないと思われ、一度は攫うのもクラッシックに興味ない方も良いかも。三大革命児ベートーベンの有難味が分かるものと思う。2018/12/24
たかしくん。
31
最近の多い「教養」シリーズの一つ? 著者のことはこれ迄知りませんでしたが、音楽ライターでも、なかなか異色な経歴かと…。優しい語り口で、内容も分かりやすいです。ヘンデル:興行収入を基盤に徹底したビジネスパーソン、ハイドン:召使の役目もあった身分が故の多作、ベートーベン:先人のノウハウを徹底して完成、等々、作曲家の喩えが中々上手いなぁ、と。譜面を出版することを初めてビジネスにしたのが、O.ペトルッチ、ああ成る程~。オペラ劇場のロビーは今も昔も、社交/ビジネスの場、→分かる分かる!(笑)2018/11/25
速読おやじ
30
ビジネスマンたるもの、西洋音楽とか美術のことくらい語れないといかんという雰囲気が最近の本屋の平積みを見て思った次第(笑) ピアノを小学校の頃習っていて、母親がクラシック好きで、何となくオケは聴いていたし、偶々娘が音大に入ったし、音楽は聴くが体系的には全く勉強していない。ですので、この本で歴史も含めてしっかり勉強です。ソナタ形式ようやく分かりました。僕が好きなのはドビュッシーなどのロマン派。でも、バッハのようなバロックも好き。この本で好きなクラシックの幅が拡がりそう。お陰で蜜蜂と遠雷も楽しく読めた^_^2019/01/23
trazom
28
「ビジネスに効く世界の教養」という副題にカチンときて手に取った。そもそも、「ビジネスに効く」とか「教養」などと言うから、クラシック音楽の敷居が高くなる。東フィルの広報渉外部長の著者なら、嫌と言うほどわかっている筈なのに。…と憎まれ口を叩きたくもなるが、でも、この本は、決してスノビッシュな書き方ではないし、著者が、音楽を心から愛する人であることも十分に伝わってくる。ただ、歴史と音楽の関係を学ぶにしても、音楽の通史を知るにしても、どちらにしても中途半端な感は否めない。やっぱり、本を読むより、音楽を聴こう!2018/11/20