NMG文庫 比丘尼少女と悪夢と電妄

著者名：道生之【著】/オレンジ君【画】

オークラ出版（2018/10発売）

• ISBN：9784775520222

内容説明

学園一の美人の中城美亜さんは「電妄」という、謎の人工明晰夢の謎を追っていた。そこにクラスメートの依子が手伝いたいと言いはじめ…。美亜は依子のおせっかいを無視しつつ「電妄」のせいで死んだ友人のため、謎をつきとめようとするが…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[さっちゃんでもいいんだ、本当はね]

何がなんだかわからないうちに終わってたってのが感想。書きたい物を書いただけで、そこに物語性があるんだかないんだか。多分伏線ははってあったんだろうけど、最後の最後に犯人が出てくるってのは流石にどうなのかなぁと思いました。

2013/09/21

[T.Y.]

教室の皆の顔がバッタになり、謎の男が女を抱いており、人の口から剣が飛び出す――「電妄」という夢、というかバーチャルリアリティの世界が題材なので、サイケデリックな映像的表現が印象的。接続詞が少なくただ物事の描写が列挙されているような文体と相まって、むしろストーリーだの真相だのはおまけのように感じる。一人称と三人称の混在はやはり引っ掛かるが…

2013/03/29