内容説明
にしん町商店街のバーに勤めていた田嶋は、店長の夜逃げで突然無職になる。途方に暮れて町はずれの清瀧神社に向かうと“神様”に出会った。うっかり握手をしたことで『契約成立』し、神様のもとでアルバイトする羽目に。コロッケや豆大福のお供えを要求する食いしんぼうで豪快な神様だが、実は余命わずかで……。書き下ろし番外編付き! 切なくも心温まる物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おつまみ
67
人の言葉に耳を貸すのは、自分の中のその要因があるということというのが印象に残った。自分の中に一つの感情なり理論があって、それについて触れてこないとなかなか物事は発展しない。琴線に触れるというのはそーゆーことであって、自分の中にある何かが外部からの衝撃で揺さぶられることで物事が進んでいくことになる。人は他人の話に耳を貸すことがあるけど、それは仕事では必須の技能になってくる。そのようなことを何度も繰り返すことで知識は溜まっていくことになる。2021/05/03
A
20
寂れた神社の神様。小さな神社にもそれぞれ神様がいると思うと面白いですね。結構神様は良いこと言ってた。表紙の中に瀧子さん見つけて面白かった。2019/10/09
ひまわり
7
結構心に残る文章がありました。「幸せって奴を手に入れるために、一番必要な条件は、認めることだ。幸せに定義なんてない。ただ、自分がそうと認めちまえばそれで済むことなのさ。幸せだってことと、幸せだと思うことは、限りなくイコールなんだからな」2019/05/06
へへろ~本舗
7
百郎丸。もふもふで可愛い。カバーイラストの力ってやはり偉大!2018/10/26
チェス
4
楽しめた。図書館本2020/10/03