自然のだまし絵 昆虫の擬態 - 進化が生んだ驚異の姿

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自然のだまし絵 昆虫の擬態 - 進化が生んだ驚異の姿

  • 著者名:海野和男
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • 誠文堂新光社(2018/10発売)
  • ポイント 30pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784416615959

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内容説明

1993年に写真集『昆虫の擬態』を出してから22年。
そして海野氏が擬態写真を撮るようになってから45年になった。

今回の写真集は、海野氏自ら「私の決定版と言えるものにしたい」という意気込みから生まれた新版の擬態の写真集。
掲載写真は、400点を超えるものとなっているが、図鑑とは違い、見開きで展開する写真も多く、これまでにない見応えのある写真集となっている。
巻末では、擬態に関する解説と掲載写真のここの解説が記載されている。

目次

Camouflage 植物になりたかった虫たち(さまざまな葉っぱ/葉は平たい/平たくなりたい ほか)
Warning Coloration&Mimicry 派手な色や模様は危険信号(嘘の蛇?/偽の頭/ハチに似たガ ほか)
Frightening Display 隠された色と模様(目玉の効用/隠して見せる/隠された色や模様 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MOKIZAN

27
こういう擬態って、きっかけは何なのか、どうやって進化の具合を判断して、どうやって今の頃合いで留まるように抑えたのか、そもそも人間と同じように見えているのか、3Dモドキの羽なんて特に。等々思うんですが、寝られなくなるので考え込むのはやめておきます。万物創造の神様は無尽蔵ですね。2017/07/02

ga

21
昆虫の擬態、変態が大好きな娘と一緒に1ページ1ページを思いっきり堪能!本当に昆虫って不思議の宝庫。何故こんな進化をし続けているのか・・・木の葉や枝に擬態する虫は見慣れた感があるのだけど、苔むす幹に同化して探すことすら困難な昆虫たちはもう圧巻。今後私は絶対に森や林で木の幹や葉っぱを無意識に触らない事を誓います!今回のヒットは偽頭持ちのウシロムキアルキ、可愛いったらありゃしない。他の虫もどきや原色フワフワ君、派手な蛇腹を隠し持つナナフシと見どころ満載。最後はジンメンカメムシの見事なリーゼント顔で締め。2015/12/26

ちーたん

16
これはびっくり。昆虫にもびっくりだけど、撮った人の方がびっくりかな。2016/06/16

ねね

15
見事な擬態写真ばかりでした!!昆虫は大の苦手なのですが、擬態する生き物の写真は凄いから昔から大好きです。本からは出てこないからね!!wしかし、この見事な擬態した生き物が、ちょっと触った葉っぱや木の表面に居たら…と思うと、ぎええええって寒気がぞわぞわしてくるのです(笑)蝶の羽が、乾燥して巻き上がった葉っぱそっくりだったり、花のつぼみが密集してるように見える芋虫だったり…どうしてこんなふうに見事な進化を遂げたのか、知りたい。やっぱそう「見える」ようになるには、何か原因があると思うのだけどなあ。2015/05/18

遠い日

14
海野さんの擬態写真45年の集大成とも呼べる写真集。それはそれはすばらしい写真集だ。擬態の完璧さ、美しさ、不思議さに魅せられる。生き抜くための進化と本能。虫たちには必然であり、そしてその効果を知っているとしか思えないような姿だ。何度も何度も見返しては、感嘆のため息。2015/08/07

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