内容説明
北朝鮮不正送金疑惑、スポーツジム襲撃事件──不審な動きが目立つ宗教団体クルパジャ。公安調査庁は団体規制法を視野に調査を始めた。調査官の殿村三春は、教団に対して不正な資金援助が疑われる在日朝鮮人二世の兼松一成を尾行。その最中、兼松は何者かに刺されてしまう。「クズワに渡してくれ」という言葉とともに三春に託されたのは……。情報機関の存在意義に迫る傑作長篇ミステリー。
(解説:日下三蔵)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
A
19
公安、警察、検察の騙しあい。なぜ一人で行動するのかずっと疑問だった。最後は誰がどの立場で話してるのかもわからなくなる。みんな腹黒い。2022/07/01
アンベラー
13
暮いぱいかかって読んだ割にはスッキリ感がなっかった 上の力には逆らえない自分の意思では度にもならない最近のテレビドラマにもよく似た話があり途中休んで読んだらそっちの話とダブってしまった2023/01/01
kinghaya
4
★ 入手の関係で、積んであった本書を読了。なんだか合わないなぁと思っていたら、百舌の人だった。百舌も、世間的な評価は高かったみたいだけど、僕には合わず、読みきれなかった。本書については、公安好きだから読んだけど、徳間文庫だし、もう少し公安チックにエゲつないほうが良かったと思う。あと、あまりにもそんなにうまくいくか?的な場面が多かった。2018/12/03
sappy
3
話はおもしろかったが、警察内部や公安、検察などの組織がいまいちわからないので、そこが深部なのだろうけどちょっと分かりづらかった。ハードボイルドにはちょっと足りないかなという印象。。2019/10/10
Micky
3
出だしは期待出来る展開。が、そこで終わった。誠に残念。内容は書けませんけど、ストーリーは平坦で会話での駆け引きの繰り返しでした。2019/01/27