双葉文庫<br> 十返舎一九 あすなろ道中事件帖 : 1 悪女のゆめ

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双葉文庫
十返舎一九 あすなろ道中事件帖 : 1 悪女のゆめ

  • 著者名:木村忠啓【著】
  • 価格 ¥561(本体¥510)
  • 特価 ¥280(本体¥255)
  • 双葉社(2018/10発売)
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  • ISBN:9784575669046

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内容説明

重田貞一(のちの十返舎一九)は、堺の家も妻子も捨て去り、戯作者として名を立てるべく、江戸でひとり悪戦苦闘の日々を送っていた。そこへ北町奉行・小田切土佐守から探索への協力を求められる。土佐守にはかつて世話になっており、貞一はあてがわれた岡っ引の岩徳としぶしぶ江戸を廻る。すると、そもそもその岩徳自身が怪しさ満点で、羽振りのよさと、娘だという若い女との同居に勘ぐりを入れる貞一だったが……。新人ながら才走った著者による、初の書き下ろし時代シリーズ始動!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

onasu

20
「東海道中膝栗毛」を著した十返舎一九(重田貞一)の戯作者を目指していた若かりし頃。  大坂での暮らしを捨てて江戸に出てきた貞一は神田の裏長屋にこもる日々だったが、縁のあった北町奉行小田切直年から探索の依頼を受けることから捕物帖が始まる。探索には町の顔役の岡っ引きを付けられる一方、戯作者を目指す方では蔦屋重三郎と顔を合わせ、先達の戯作者との交友も得て知見を広めていくが、遺恨を持つ者から仇と狙われる筋書きも。  色んな要素が詰め込まれた分、どれもあっさりとの印象もあるが、期待に違わぬおもしろい読みものでした。2018/12/26

真理そら

17
重田貞一(十返舎一九)を主役にした事件帖で、まだ青臭い貞一の戯作者としての悶々や正義感、意外に達者な十手術等が楽しめる。蔦重もかっこいい。登場人物の中で圧倒的に魅力と存在感があるのは楊枝作りの岩徳かな。個人的には少しアブナイ小林源吾のキャラが好きかも。貞一の問題が片付いていないので続編が楽しみ。2018/08/10

千日紅

6
★3.5 重田貞一(のちの十返舎一九)は、堺の家も妻子も捨て去り、 戯作者として名を立てるべく、江戸でひとり悪戦苦闘の日々を送っていた。 そこへ北町奉行・小田切土佐守から探索への協力を求められる。 土佐守にはかつて世話になっており、貞一はあてがわれた岡っ引の岩徳としぶしぶ江戸を廻る。 すると、そもそもその岩徳自身が怪しさ満点で、羽振りのよさと、 娘だという若い女との同居に勘ぐりを入れる貞一だったが……。 2021/03/03

山内正

5
浪速から江戸に来た重田貞一(十返舎一九)定廻り同心から通称岩徳と町廻りを頼まれた 大阪の経験を活かせとの事らしい やがて蔦屋重三郎から誘いを受け 戯作者として唐来三和に会う 手前は女郎屋の主人変人と言われておりますが世の倣いから逸脱していても面白いものが書けるとは限りません と作者としての心意気を言われ 圧倒される その後質屋の手代が行方不明を探す手先に駆り出され犯人を探し出す まだ戯作者として身に付ける気概を 経験してゆく。2018/08/14

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