内容説明
〈最初の天使〉を見つけるための旅で、ベリアルのスパイだったレオポルトはクーマエの洞窟で命を落としたと思われていた。だが、彼の体にはレギオンという名の悪魔が乗り移り、レオポルトの意識を支配しながらストリゴイの軍団を作りあげていった。自分の罪を贖うすべを見つけねばならないという彼の気持ちとは裏腹に、レギオンはレオポルトの記憶を探り、預言の三人についての知識を得る。レギオンの使命は、闇の天使が戻るための道を拓くというものだ。それを阻止せんとする勢力の存在を知った彼は──。〈血の騎士団〉シリーズ最終巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
127
最後まで着ました。読んでいて最後はやっぱりすっきりさせてくれるのですが意外とあっけない感じでした。もう少し長く続いてくれるのかと思いましたが、これくらいでいいのかもしれません。西洋人のように聖書に通暁している人々が読めばわかりやすのでしょうが若干難しいところもありました。エンターテイメントとしては楽しめました。2016/08/16
ハッチ
17
★★★★☆血の騎士団最終章。堕天使ルシファーを復活させまいと騎士団が立ち向かう。Σフォースシリーズみたいに歴史的要素は少ないが善のバンパイアと悪のバンパイアや悪魔との戦いが見もの。映画化すれば『アンダーグラウンド』みたいに面白いと思う。2017/05/31
Richard Thornburg
12
感想:★★★ 悪の御大はあまりにもあっさり引きこもってしまってちょっと肩透かしだったかも(笑) チベットまで行って仏教まで巻き込むのはいいケド、あまりにチープでお粗末な展開なのが残念だった気がします。 伝説の3人はボロボロになりましたが、ひとまずこの世は救われました。 しかし、エピローグの捉え方で好き嫌いも解釈も正反対になる作品なんじゃないですかね。 私は残念ながら否定派。 運命に関してはこの小説のように肯定することはできないな~ どこかでスイッチを選択する場面があれば納得だったのですけど。2016/11/06
中島直人
8
ちょっと大団円過ぎ、ご都合主義的過ぎではとも思ってしまったが、楽しい気持ちで終えることが出来て、ほっとした。楽しい時間わありがとう。2018/10/25
takehiro
5
壮絶な戦いの連続で一気読み。ストーリーは完結したけど、生まれてくる子がどんな子なのかとても気になる、、。2019/07/24