内容説明
“秘密結社”という言葉にロマンスと恐れを抱く人々は多い。外部に対して非公開的な組織であることが、人々の想像を刺激してきたのだ。なにかを企んでいるに違いない…、後ろめたいことをしているに決まっている…。では、その実体は?本書は、数々ある結社から、代表的な40余の団体を取り上げ、その発生と沿革を解説し、真の姿を紹介していく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びっぐすとん
20
図書館本。TRUTH IN FANTASYシリーズ。秘密結社=悪の組織と思うのは日本人だけ、仮面ライダーの影響らしい。有名なフリーメーソンはただの有閑クラブ。秘密結社は大別すると社交クラブか政治団体、オカルト団体に別れるようだが、ネーミングもやってることも中二病だよね。中には真面目に研究しているグループもあるようだが、低次元の喧嘩の末、分裂、結合を繰り返す非生産的な集団が多い。秘密結社の勿体ぶったたところをオープンにしたのが新興宗教では?御大層な名前と秘密の儀式、階級制度すべてが中二病。面白かった。2021/04/04
竜王五代の人
2
大人の遊び心が滲むフリーメイソンなどの社交団体(陰謀なんかやってない)、趣味人以上変人奇人が集まり内輪がダメダメな魔術的結社、噂ばっかりの淫祀邪教。フィクションの秘密結社の特徴とイメージ論もほしいところ。2022/04/25
虞蒙もしくは風船猫
0
オカルトものに出てくる、いわゆる「秘密結社」が中心な感じ。