内容説明
大阪府枚方市楠葉にある「御食事ゆにわ」には、ぜひ料理を味わってみたいと願う全国の方々からの予約が殺到しています。
人気の秘密は、料理人ちこさんの素材へのこだわり……特にお米への思いは、お米の一粒一粒を目で見ながらハンドピッキングするほど。
「“ひかり”の受け渡しこそ、食事の本当の意味である」という人生の師匠の言葉を大切に、全身全霊で料理と向き合っている姿が評判を呼んでいます。
「食べることは、いのちをいただくことです。
食材のいのち、そこに関わる人たちのいのち。それらを育んだ大自然の息吹すべてを飲み込んで、消化して、自分の体と心と魂が作られてゆく。
すべての命はつながっていて、支え合い、成り立っています。
食べることで、力が湧いたり、元気になったり、気持ちがあたたかくなるのは、そのつながりの糸を通じて、エネルギーが流れ込んでくるからです」(「はじめに」より)
食の乱れが著しい現代に、料理人ちこさんが伝えたい3つの本質とは何か?
それは「食べることの本質」「人間関係の本質」「生きることの本質」。
そこには、これからの時代にとって必要なヒントが隠されています。
(本文より)
◎ごはんは世界を救う
◎本来のレストランは回復する場所
◎ハンドピッキングはゆにわの心臓
◎食べ物の物語に思いを馳せる
◎美しい生き方
◎歩く掃除機になりなさい
◎地球を今一度、洗濯致し申し候
◎太陽のような笑顔で生きる ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
joyjoy
9
なかなかここまでできませんよ、と思いながら読み進め、ちょっと気持ち引き気味で読み終えたのだが、、、これは!「手間ひまかける 気を入れる」という、自分の今年の言志そのものの内容では?と、本を閉じてから気づく。 そろそろ来年の言志を考える時期になって、今年の言志を思い出し、一年を振り返る機会になった。自分はなぜ手間ひまかけてみようと思ったのか、気を入れようと思ったのか、もう一度考えてみるべし。2023/12/17
チョビ
4
志が高い方、ちょっと宗教ぽくても構わない、「今日できることは明日に延ばしてもいい」という藤子不二雄A先生の言葉に共感を得られない方にはオススメ。料理人と言うより、師匠とその周りに支えられて頑張ってます的本。ただ、同業他社(思想と食の一体化企業)でイヤな思いしてきたこと数しれずの私としてはただ、「すごいですねー。」の一言のみだ。2018/11/28
ジュリ
2
食材から命をいただいていることや、生産者さんのことを思って、丁寧に愛情込めてつくると、おいしくなるのだと思う。2024/04/23
Syouichi Nishiyama
2
ようやく読み終えた。働く→傍楽が良かった。 謎の北極老人、ググってもたどり着けず。空想上の人物とさえ思えて来る、それがこの本の世界に入り込めずに、長い間読み進むことが出来なかった理由なんだろうな。たぶん。2022/07/04
ナオキ
2
食べること、作ることを大切にしたいし、楽しみたい。2019/04/07