内容説明
目を見る、汗を見る、心を見る。芽の出ないドラフト1位もいれば、復活にかける元レギュラーもいる。毎年、誰かが去り、新しく入ってくる残酷な世界だ。そんなファームを舞台にした監督・選手たちを初めて描くノンフィクション群像劇!糸井重里氏絶賛!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
20
日本ハムファイターズの優勝で、改めて二軍の存在意義が見直されるのではと思っている。需要と供給の関係というのもあるが、何より、全体おしての球団運営方針・戦略の違いが、今の各チームのカラーや力に影響しているのではないかと思うからだ。いかにして、先を見越して、育てるのかという、あらゆる場面に通じるものがある。ここで取り上げられている監督たちは、それぞれのカラーをうまく活かしながらも、今という時代をも敏感に見る目があったんだろう。2016/11/14
エリナ松岡
14
タイトルから分かるとおり、なかなか渋い本です。有名な選手と無名で終わってしまった選手が半々ぐらいで主役になっています。普段我々が観る一軍の試合というのは勝ち抜いた成功者であり、若手に限定すれば、ついにうまく野球ができるようになった子達しかいない一方で、二軍は成功するかはまだ未確定の成長過程の子や長いこと伸びない子がひしめいる… そうした子達を世代ごとの違い理解しつつ、手塩にかけてなんとか育てていくのが二軍監督やコーチの主な仕事である、と。そんな感じです。2020/12/06
きるきる
9
面白く読んだ。一気に読ませる。記者さんがいろんな野球関係者に話を聞いたことをまとめたもの。前半は知らない人がたくさん出てきてよくわからなかった・・・日本ハムとか西武とか広島の二軍選手の話だもん・・・横浜や楽天じゃないぶんいいんだろうけど。中日とか巨人の話でぐっと後半ひきつけられました。川相さんとデーブさんのところが良かった。雄星悪者説。でもなー、この作者、なべキューを買いかぶりすぎだから、ちょっとまゆつば。2012/06/29
Stair512754
6
中田翔が暴力問題で無期限出場停止処分になった直後くらいに読み出したら、いきなり中田翔の話で驚いた さておき、水上善雄や高橋慶彦、鳥越裕介あたりを取り上げてくれているのが嬉しかった 最後に江川智晃と尾崎匡哉の話で終わっているのも感慨深い2021/08/23
Hiroki Nishizumi
6
興味深く読めた。「あっさり打つなと言わないように・・・そういう言葉に過剰に反応して、打席でガッチガチに固まっちゃうやつもいるんです」「本人が言うように無意識のうちにバットが出たんですよ。ここにきたらこうさばいてとか、あらかじめ考えてできるようなバッティングじゃなかった」「練習とは量が質を生む」「選手が何かに気づいたら、態度や言葉より先に目の輝きに表れるもの」「ヨソへ移ったら一軍に上がれるという考えでいては、結局はどこへ行っても同じことでしょう」等々・・・2012/12/09
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