内容説明
『葛城りるとは、もうヤッたのかって聞いてるのよ』――孤独と絶望の淵にあった立川誠は、とある美少女・有栖に救済されたことがある。だが有栖は、とんでもない悪女であり、吸血鬼のように魅力的で淫魔に等しい存在だった! ……有栖により心に悪魔を棲まわせ常軌を逸する誠、そして誠を救おうと奔放する純潔の少女・葛城りるだが、最凶最悪かつ最も美しい少女・遠越有栖――赤き華に塗れた狂宴の物語が、今始まろうとしている!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
かつて孤独の淵で悪魔的魅力を持つ少女・有栖に救われ、遊び飽きたおもちゃのように捨てられた立川誠が、忘れられない彼女への複雑な想いに壊れてゆく物語。奔放で誠をいいように振り回し一方的に主導権を握る有栖との関係。彼女を憎み復讐を誓う一方で手に入らない彼女を渇望して壊れてゆく誠、そんな彼が出会った良くも悪くも正直で誠を諦めない少女・りる。どちらのヒロインもベクトルが違うだけで振り回されそうな予感しかしませんが、基本的にその三角関係が軸になりそうな展開の中、抗いがたい有栖との関係にどう決着をつけるのか続巻に期待。2018/10/02
わたー
14
【試し読み】過去に自分をこっぴどく振った少女を見返すためだけに自分磨きを続ける少年と、彼を翻弄する妖艶な少女の物語…なのだが、正直、肩透かしを食らった気分。表紙の印象からもっとダークな世界観を期待していたのに、いきなり始まるのはハーレム気味のエロコメ。文体もライトなので、アリスの淫蕩さが伝わってこないというおまけ付き。試し読みでは続きが気になる終わり方をしていたが、続きを読む気にはなれなかったかな。類似の先行作としてアニメ化もした別作品が思い浮かぶし、読むならそっちかなあと。2018/10/01
真白優樹
12
悪魔のような少女に救われ、捨てられた少年が少女との再会を機に闇へと呑まれていく物語。―――汝、闇の中のその心に救いはあるか。 正にダークでヘビー、狂気と恐怖が乱舞する物語。悪魔の微笑みに狂わされ、闇へと堕ちていく。そんな退廃的な空気の蔓延する、人の危なさに満ちている物語であり、悪魔と天使の少年の心を巡る争いが緊迫感を持って繰り広げられる、読み応えがある意味で抜群の物語である。始まったばかりの狂宴、天使の支えで闇に堕ちずに済んだ少年は再び闇に堕ちるのか。悪魔の次の手とは。 次巻も早く読みたいものである。2018/10/06
かわゆきか
8
クズな主人公と性悪女のお話。この方の作品にはいつも感情が揺さぶられ、ドキドキさせてくれます。性悪女の本性が分からないまま、まさかの次巻に続く。2019/04/11
のれん
8
うーん、意欲的作品だあるとは感じられたのだが…… 主人公を含めて行動基準となる動機と物語の雰囲気にちぐはぐさを感じる。 おかしいキャラたちでもこういった作品は狂気や熱が読者を引き込んでいくのだが、個人的には惹かれなかった。 ただ、相当官能描写に力を入れているので人物の年齢を学生ではなく、社会人へと引き上げて欲しかった。 ラノベでは厳しいことは分かっているのだが……2018/10/04
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