内容説明
春秋戦国時代に成立した軍事思想書で、徹底した合理主義を説く「孫子」。戦国時代初期、一大変革期に楚の宰相を務めた呉起の言を集め、戦争における「仁」の重要性を説く「呉子」。ともに兵法書として名高い二書を合本。混迷深まる現代における必携の書。〈解説〉湯浅邦弘
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yoshio
3
二つセットでお得感。各解説も厚め。孫子はいつ誰が書いたか論争、竹簡出て来て決着着いたわけではないなど色々ある、と。呉子の解説のほうが当時の諸家の命懸けの仕官ぶり、人生ドラマの凄味みたいな話で、なかなか興味深かった。 本文内容は、共に兵法の老舗ながら、孫子は抽象度が高い一方、呉子は具体的で対話形式、わかりやすいが平板。ウンチク好きに受けそうなのは孫子。個人的には、呉子は戦場での実践話ばかりかとおもいきや、人心収攬など内政面の重要性に多く割かれており意外。やはり原典に当たるべき、と。2019/04/17
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