内容説明
日本テレビ系、木曜スペシャルの特番で一世を風靡したUFOプロデューサー、通称、宇宙人こと、矢追純一氏がテレビ業界と超常現象の裏側を暴露する。戦時中の過酷な時代を生き、テレビの黎明期で活躍した矢追氏が行きづまる現代社会の人々に送るメッセージ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JunK
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不思議な世界のエピソードが3分の1、矢追さんの自伝が3分の1、最近の活動と思想の話が3分の1、と比較的バラエティ感のあるバランスで成り立っている。一番印象に残るのは、幼少時~青年期の氏の生い立ちである。死生観を形成した戦時下の状況など、興味深い。また、「必要なものは手に入ることになっている」という考え方、それに伴う金銭感覚には、新鮮な驚きを覚えた。なるほど、幾らある、幾らなら使える、と思うと行動が制限されるのか。他にも、多少極論ではあるが、参考に出来る考え方がちらほら。2014/10/20