日本史上最高の英雄 大久保利通

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日本史上最高の英雄 大久保利通

  • 著者名:倉山満【著】
  • 価格 ¥1,237(本体¥1,125)
  • 徳間書店(2018/09発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198646875

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内容説明

ペリー来航から倒幕、維新へと歴史は一直線に繋がっていたわけではない。繋いだのは大久保利通がいたからだ。大久保の前に立ちふさがったのが怪物・徳川慶喜だった。板倉勝静、原市之進を片腕として幕末の十年を振り回す。この三人に何度も叩きのめされる大久保。そして、最後の敵は皮肉にも盟友・西郷隆盛だった。大久保が西郷を殺してまでもやり遂げたこととは? 幕末の動乱から明治国家の成立まで――「未来への意思」を貫いた男の真実を描く快作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Y2K☮

30
征韓論における西郷隆盛の正確な立ち位置や大久保の江藤新平に対する憎悪を事実に即して書いている。たぶん江藤は「清濁併せ呑む」ができず、井上馨らの腐敗を許せなかった。大久保は短所に目を瞑ってでも、新政府を早急に整えるために彼らを必要とした。ただ大事な時期に国を離れ、大金を消尽したのに成果を上げなかった「岩倉使節団」へ西郷や江藤が反発するのは当然(著者によると伊藤博文の責任が大きいらしい)。征韓論を潰した翌年に台湾へ出兵したのも筋が通らぬ。その辺りも美化していない。憲法九条云々で読むのを忌避するのは惜しい良書。2024/05/08

出世八五郎

26
歴史小説は流れが大事なので細かい記述は為されない。本書は日付毎に細かく記述されているので、幕末動乱の印象が変わった。著者の西郷本で既に知ってはいたが、心臓ドキドキの綱渡りだったと改めて知る。島津久光に対する印象も180度変わった。大久保のミスは岩倉使節団に参加したこと。説明が欲しかったのは何故、徳川御三家の1つ尾張徳川家が新政府側に付いたのか?である。主な登場人物は板倉勝静、山田方谷、原市之進・・・。次は長州辺りに着手して欲しい。2018/12/26

LUNE MER

21
大久保利通に対するイメージが上書きされること間違いなしの一冊。人によってポジティブにもネガティブにも、イメージの振り幅がかなり広い人物の一人が大久保利通ではないかと思っているのだが、確かに受け入れられないエピソードもなくはないものの、長期的な視野で強い日本を作ることだけを考えていたことは疑いないように思う。意思を引き継いだ伊藤博文に対しても熱くなるものを感じる。本書での彼らへの評価は必ずしも著者の過度な肩入れではなく、実際に東大日本史でも出題されているくらいコンセンサスが得られているものである。2022/12/21

軍縮地球市民shinshin

19
幕末だと主役はいつも西郷隆盛のような気がするが、近代国家日本の礎を築いたのは間違いなく大久保利通である。前半部は副主人公として老中板倉勝静、慶喜の家臣の原市之進の活躍が目立つ。後半は大久保が主人公だ。板倉は大河ドラマでもオロオロするばかりのバカ老中というイメージだったが、実際はかなりな能吏だったらしい。慶喜の冷徹さが本書ではいかんなく指摘されている。前言撤回などは朝飯前だったのだから。「もう一度維新を」などと現代では軽々しく言うが、ほんとうに維新をやった大久保は毎日決死の覚悟で何事も断行していたようだ。2018/11/05

templecity

18
大きな内戦の無かった江戸時代は官僚制度がある意味確立しており、明治維新にその流れは引き継がれていった。やはり日本にとって古代から天皇の位置付けは大きく、戊辰戦争の際に錦の旗を上げたことで幕府側の勢力は一気に落ちてしまった。岩倉使節団による欧米視察は2年間の長期に渡ったが、その間に残った薩長を中心としたメンバーは明治新政府の制度を整えていった。征韓論は、日本が幕府から新政府を各国に表明した際に唯一、清国への朝貢関係があり天皇という存在を認めなかった韓国に対する警戒感から出たものであった。(続きあり) 2020/04/29

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