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内容説明
20世紀末からの20年、ビジネスの覇者は製造業からITへと移った。これから20年はさらなる変化を迎える。そのときビジネスパーソンに求められるのは、イノベーション(技術革新)を起こす力ではない。むしろ既存の技術を応用し、新たな業界へ攻める力と、未来への戦略を立てるための業界横断的な情報収集力、そして先見の明だ。本書は、広範なデータに基づき、〈コンビニ〉〈エネルギー〉〈インフラ〉〈宇宙〉〈アフリカ〉など注目の20業界の未来を予測。変化の特徴、業界の現状、今後稼げる商品を具体的に提案する。20年分のビジネスアイデアを網羅した、時代の本質を見極める一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
110
未来予測本2冊目。著者が元資材部門に勤務していた事から各業界の2018年時点のデータを分析し、解析し予測した2019年から2038年までの20種の予測が纏められています。気になったのは2024年アフリカで富裕層が急増、2029年中国が人口のピーク、2033年30%超が空家2038年世界中で教祖ビジネスが大流行などです。…未来予測は難しい。予想だにしなかったゆらぎで未来はその方向性を大きく変えてしまう。しかし人口分布など確実に変わらない未来もあります。私はAR.VRを使った未来が楽しみで仕方がありません。2022/08/10
kubottar
24
未来はどうなっているのか?今とは確実に変わっていることだけはわかるが、1年先もわからない。しかし、こういうテクノロジーやビジネスの未来予測本を読むと、少しずつ未来が見えてくる。2020/01/26
西
22
この本はなかなか面白かった。データ量が多く、それを元に意見を書かれているので説得力がある。人に説明するときはやはりこういうふうにしないとと、自分の仕事においても同じような水準を目指したい。この作者の他の本も読んでみたい。時代の流れが本当に速くなってきていて、今から20年後など全く予測できず、5年後ですら危うい状況になっているが、それでも予測をしておき、そこを軌道修正することは重要だと思う。2019/02/17
チャー
19
著者が考える2038年までの社会的な変化とその中から生まれるビジネスの機会を綴った本。少し前に出版された本ではあるが、多くの統計データや社会の変化をもとに考えられている。将来的な展望は災害など予期せぬ事態が発生し大きく変わることもあるが、消費の動向や人口や世代の変化など積み上げられたデータからの予想は興味深い。エネルギー不変の法則はあるのに、同じ量を使って生み出すはずの利益が会社によって異なるという点では、販売時に決まる値段は生み出したものへの意味付けが重要という指摘はなるほどと感じ印象的であった。2023/09/10
としP
14
キーワードを挙げておく。【2020年:自動運転車が走る出す】【2023年:スマート農業の本格化】【2024年:アフリカで裕福層急増】【2029年:中国人口のピーク】【2023年:スマート農業の本格化】【2031年:日本における航空宇宙産業の規模が倍増】【2032年:インドが日本のGDPを超える】2019/01/01