グローバリズム後の世界では何が起こるのか?

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グローバリズム後の世界では何が起こるのか?

  • 著者名:高岡望
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 大和書房(2018/09発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784479796688

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内容説明

アメリカをはじめ世界6か国に駐在し、国際政治の現場を見てきた外交官が語る国際社会論。外交官ならではの視点から、アメリカ・ヨーロッパ・中東・中国の今後を検証し、ニュースでは語られない世界情勢の展開を読み解く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまご

22
アメリカ,欧州,中東,東アジアと4地域に分け,20世紀末~21世紀初めの10年で起こった大転換後にその地域では何が起こっているのか,派遣を握るものはどこか,ということを述べた本です.未来予測する第3部が少ないのが,ちょっと残念. ロシアの扱いが意外でした.ぶれないトランプ,メディアで言われるほど,彼は気まぐれではなく,戦略家なのでは.ある意味中国とトランプは似てるなーと.双方に邪険にされないだけの影響力を持つ日本でいられるのか.そう,「なめられたら終わり」なんですよね.2019/02/07

taku

16
グローバリズムにナショナリズム、政治の綱引きやパワーゲームはうんざりもするけど、世界の今、主要な国や地域の動きと流れを知るのはとても面白い。日本の地理的、国際的な立場からすると面白がってばかりでいられないけど。アメリカは世界一の大国であり続けようとするし、並び立ちたい中国は虎視眈々と機会を伺っているはず。イギリスの離脱後も混迷が続きそうなEU。中東はまとまる気がしない。10年後の世界情勢はどうなっている。甘っちょろいことやってると呑まれるぜ。どうする?日本。2019/03/05

gokuri

10
この本は、私にとっての現代社会の解説本として、最適だったかもしれない。米国、EU、アラブ、中国の4地域の現在の状況を分かりやすく解説する。EUの困惑の状況、トランプを生んだ米国の解説、そしてしたたかな中国の世界戦略の歩みなど、納得してしまう論が多い。それにしても、中国という国の特殊性と、いい加減さ、したたかさに、日本や世界の国々はどのように付き合うべきなのだろうか。2018/10/14

よっし~

7
在エディンバラ総領事の外交官が世界の覇権を握るパワーゲームの方向と地政学の観点から語った好著。世界情勢は「アメリカ」「ヨーロッパ」「中東」「東アジア」の4つの領域が鍵となると説く。アメリカでのポピュリズムの台頭、ヨーロッパのEUの不調(英のブレグジット等)、中東のISによる混迷、東アジアでの中国の戦略など、各地域のトピックを語る。地政学入門としてオススメの一冊。 2019/12/28

Kazuo Ebihara

6
世界政治のルールが、20世紀型から21世紀型に変わり、 百年に一度の大転換的事象が続発している。 20世紀は、ナショナリズムの時代から、 グローバリズムの時代に変わり、 21世紀は、反グローバリズムの時代なのか。 アメリカ、ヨーロッパ、中東、中国のこれからの変化を 歴史学的、地政学的に分析した。 外交官として、ヨーロッパに8年半、アメリカに4年半、 中東に5年暮らした著者が語る未来予想図。 それにしても、中東情勢は私のカボチャ頭では全く理解できない。 2018/11/28

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