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内容説明
マイホームを「廃墟」にしないために、今やるべきこと
○全国に650万戸弱あるマンションのうち、築30年のマンションは約200万戸、2031年には400万戸を超えます。住人が年を重ねて所得が減っていく一方で、当初予定していた修繕積立金が不足し、管理がおろそかになっていきます。その結果、資産価値が下がり、スラム化が進行。住民合意のもと、建て替えを計画しようにも、大半のマンションの建て替えは事実上不可能です。
○ 資産としてマンションを買うこと、マンションをずっと所有し続けることは、果たして合理的なのか、不安を覚える人も少なくありません。
○本書は「マンションの長寿命化の道」を提言、「マンション危機」の解決法を示します。欧米では100年、200年の物件が普通に取引されており、価格が下がらないどころか上昇するマンションもたくさんあります。かたや、日本のマンションの管理・修繕の事情はお寒い限りです。所有者の多数派はマンションの資産価値には関心があっても、管理組合運営には無関心です。
○マンションの所有者と購入予定者は、マンションの管理状況のどこを、どのようにチェックすべきか、管理組合にどう関与していくべきか、「マンションという運命共同体」とつきあうための必須教養を伝授します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wiki
11
オビにある不動産業界のご意見番とはまさに良く言ったもので、現在の住宅事情の危機(特にランニングコストを見た際の危機)についてバンバン文句を言う論客としては頭一つ抜けている。が、こうしてバンバン文句を言うのも本人が運営しているホームインスペクションのコンサル業としての仕事増やしの要素も強い。その要素を踏まえた上で、事実本人が述べている事象もあるので、これは企業の誠実さや国の政策の議論など、様々な形で話し合われてもいいな。中古住宅市場はおっしゃる通り、完全なるレモン市場。多少、改善の動きは見られるが、まだ先。2018/09/26
Ohno Takeshi
2
都心部で生きていく人には、これは本当に大切だと思う。住まいの価値を高めていいき、資産価値のない住まいは建て直される。歳を取って賃貸に住めなくなるリスクもあるし、いつかは自己所有にならざるを得ない。でも、その時に何を基準に家を選びのか、もっと勉強しないと!!2018/10/16
puapua
1
マンションの管理によって資産価値が大きく変わっていくという流れは今後ますます認知されていくと思う。 これまでの新築信仰から中古市場がメインとなっていく流れの中、マンション管理の大切さを教えてくれる一冊。マンション購入検討者は読んで損はないと思います。2018/10/05
bokunaru
1
マンションって事業だと思った。優れた先導者が必要だな。そんな人が住んでいるか運に頼るしかない…。2018/10/14