平成論 「生きづらさ」の30年を考える

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平成論 「生きづらさ」の30年を考える

  • ISBN:9784140885611

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内容説明

2019年4月30日、「平成」の三十年間が終わりを告げる。「私たちは今どんな時代に生きていて、これからどんな時代を生き抜こうとしているのか」。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院の教授四人が、「宗教と社会」をキーワードに、激動の平成時代を総括する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

126
「人間の心には仏様のような面もあれば、非常に邪悪で暴力的な面もある…」平成は精神混乱の時代でした。…あなたの人生は多分、学校に通って就職して、結婚して何回か転々として、それなりで退職して、余生を過ごして終わる。…無力感を抱きながら延々と繰り返し、少しずつ生きている実感を失っていく。…この道を進むのは正しいのか。自分は価値ある者なのか。目の前では常に人か行き交っている。その数だけ悩みがある。自分に何を求めるか。生きづらかった平成に何を思う。さらに混乱する令和を生きる。先の見えない道、足元の今を進むしかない。2020/11/18

hatayan

45
池上彰、上田紀行、中島岳志、弓山達也の東工大教員4名が宗教を切り口に平成を総括。オウム事件と阪神大震災の起きた1995年に日本は宗教的な問いに直面。オウムを代替する物語としてネット右翼、新自由主義がスピリチュアリズムとナショナリズムを融合する形で台頭。一方「心のケア」「生きる意味の探求」といった精神世界への関心の高まりは医療、福祉、教育、平和などの分野で確認できるように。平成の30年で日本がバブル崩壊、格差拡大という2度の敗戦を経験したとされるなかで、宗教的なるものの再活性化の機運が高まっているとします。2020/07/23

molysk

28
平成における社会と宗教の動きを、世界の動きの中の日本、宗教教団の活動と個人のスピリチュアリティへの関心、伝統仏教の中の新たな動き、ナショナリズムと宗教、という異なる視点から4人の筆者が振り返る。バブル崩壊、オウム真理教、アメリカ同時多発テロ、東日本大震災。激動の平成に人々が抱える「生きづらさ」のなか、求められるものは何か。それは生きる意味の探求かもしれないし、人生における複数の道の確保かもしれないし、自分が価値ある者と意味づけられる場所かもしれない。各自の答えに、宗教が果たせる一定の役割は存在するだろう。2019/11/17

ちくわん

26
2018年9月の本。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院の4氏が、日本の宗教という目線で「平成」を振り返る。私の人生は、昭和23年+平成30年+令和2年。「生きづらさ」を、ど真ん中に感じつつ生きてきたんだな。なかなかズバッと書かれています。2021/06/01

hk

22
平成とは一体どんな時代だったのか??平成の日本とは「宗教が必要であるにもかかわらず、宗教が不在の国家」である。バブルが崩壊し、それまで経済成長によって覆い隠されていた諸問題が噴出し始めた矢先に、オウム事件@1995が起こった。つまり物質的豊かさに代わる精神的豊かさが必要な頃合いで、精神的豊かさを導く宗教界隈全体に不信感が広がった。だから日本人は宗教が必要なタイミングで宗教に帰依することが出来ず、「生きづらさ」を強く感じているのだ。 // 「貧・病・争」 貧困、病気、人間関係が宗教に入信する三大要因だ。2019/01/26

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