内容説明
英国と日本のハーフの父と日本人の母を両親に持つクォーターの青年・JJ(ジェイジェイ)高原は、横浜にあるインターナショナルスクールに通う高校2年生。自分がどれだけ強いのか、女の子の心をつかむにはどうすればいいのか、トライ&エラーの毎日。1964年、JJの身にとんでもない出来事がおとずれる。とびきりの体験やかけがえのない友人やガールフレンドなど、二度と戻らない貴重な青春を味わえるオンリーワン小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ころにゃん
6
ラジオ番組でロバート・ハリスを知り、著書を読んでみたくなった。 英国人の祖母と日本人の祖母をもつクォーターのJJが1964年高校2年生を青春真っただ中を横浜で過ごす。優子という大学生に恋をし、先輩グループと諍い、友人も巻き込む。自らのルーツ、友人、恋愛を描いた青春小説。感情豊かで、表現力が光り、濃厚な青春ドラマを綴っている。2025/12/30
クロンショー
4
1964年の横浜。インターナショナルスクールに通う高校2年の主人公は英国人の血を受け継ぐクォーター。活気ある昭和の本牧や元町や中華街。家族の愛情と親友たちの友情、知人や女占い師など魅力的な人達に囲まれ、小説、映画、ロック、恋愛、酒、暴力、セックスなど、16歳男子の感受性を耕すものにきっちり浸り、心躍る出来事や耐えがたい絶望を受けとめて思春期を駆け抜ける。震えるような快感とヒリつく痛みと共に生きる感触が伝わり、登場人物達の人生に対する姿勢もそれぞれ格好良い。何故か懐かしいこの時代に生まれたかったと思わせる。2025/09/28
三鷹台のすずめ
4
1964年横浜。喧嘩と恋と悩み やたら歩き回る16歳の顔も体もきれいな男の子JJ。周りの人物像と父の戦争体験が魅力的。野毛山で象のはま子をみながら号泣しちゃうんだ。 市電の音が聞こえ伊勢佐木町の有隣堂と白楽の映画館にトリップできます。2019/02/03
スペンサー
2
すぐれた音楽や小説、映画が出てきて、触ってみたくなる。 モームの剃刀の刃はアマゾンでクリックしてしまった。絶版のため中古本しかないが上下巻4000円程度で買えるのは便利な世になった。 この本の世界の中にいる限りは、主人公の気持ちにはとても共感できるし、喧嘩にナンパ、初体験に彼女との葛藤、友情や家族との愛情など普遍的なテーマだから、ほぼ同時代感があるが、出てくる音楽小説映画がとても昔なので、時代を感じてしまう。なにしろハリスさんは自分の父親と同じ年なのだ。自分の親よりも格好いいけど。 2019/11/02
さみこっこ
2
イギリス人と日本人の間に生まれた父親と日本人の母親を持つクオーターのJJの高校生活を描いた作品。日本の高校に通ってたら経験しないだろう友人たちとの大人な遊びや恋愛ごっこはそれこそジェームズディーンが主演しそうなアメリカの青春ドラマ(映画)を観ているようだった。 アメリカンハイスクールに通ってても経験しないだろう年上の女性優子とのほぼ一方的に近い恋心は丁寧に描いていて、男性の恋愛心理が垣間見れて新鮮な体験。2019/02/10




