民間諜報員(プライベート・スパイ)

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民間諜報員(プライベート・スパイ)

  • 著者名:バリー・マイヤー【著】/庭田よう子【訳】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 晶文社(2023/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 660pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794973757

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内容説明

全員、嘘つき。空前の偽情報[ガセネタ]が世界を揺るがす!
裏切り、寝返り、嘘と罠。欲望渦巻く<情報[ネタ]>の世界。
諜報とジャーナリズムが融合し、情報を操作する時代の舞台裏を鮮やかに描く、
衝撃のノンフィクション。


【佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)、推薦!】
本来、国家のために用いられる技法を身に付けたインテリジェンス・オフィサー
(スパイ)が金儲けに走り民間諜報員となり、マスメディアと結託することで、
世の中に多大な害悪を与えている実態を明らかにした傑作。
情報の世界の現在を知るための必読書。

【目次】
プロローグ:スティールを追え
第1章:レンタル・ジャーナリズム
第2章:ラップダンス・アイランド
第3章:オポジット・リサーチ
第4章:ロンドン情報取引所
第5章:バッド・ブラッド
第6章:株ウクライナの明日
第7章:六番テーブル
第8章:グレントラージュ
第9章:放尿テープ
第10章:発覚、エピソード1
第11章:発覚、エピソード2
第12章:トロイア戦争
第13章:ロックスター
第14章:エピソード1:「二重スパイ」
第15章:ピカピカ光るもの
第16章:ナタリアとのディナー
第17章:情報収集屋
あとがき
ソースについて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

泰然

31
人間は物語(ストーリー)を操る生き物である。物語とは、脚色・嘘でもある。道義的に正しくなくとも、物語があれば戦わずに関係者を倒すという豊かさを手に出来る。孫子は言う「而るに爵禄百金愛(おし)みて敵の情を知らざる者は、不仁の至りなり」と。しかし国家の安寧という共通善のための諜報技術が民間企業で、真実を明らかにするのでなく、真実を取り繕うか覆い隠して大金を儲けるためにあるなら?ロシアの新興財閥、中近東の独裁者、有害品産業、超大国の反知性主義大統領等の民間情報戦の事例が導くのは「全員、嘘つき」の世界の過酷さだ。2023/08/27

Masayuki Shimura

4
【騒ぎが収まれば、民間スパイが手玉に取るのはターゲットだけではないことが明白になる。顧客も手玉に取られるのだ】(文中より引用)・・・・・トランプ元大統領のいわゆる「ロシア疑惑」を軸に展開するため、相応の背景知識がないとかなり読みづらいとは思うのですが、公と私の境目が溶け、そこにジャーナリズムが独特な関与の仕方をしていることを知る上で大変参考になる一冊でした。それにしても、厄介な時代に生きているもんだなぁということを痛感しました。2023/08/28

お抹茶

1
2010年代には縮小する報道部門を離れて民間工作員に転身し,元同僚を調査する記者も増えた。CIAのような国家機関のスパイとは異なり,ビジネスとしての諜報の一端を知れる。元の英文のつくりのせいなのかわからないが,どうにも読みづらかった。2023/10/29

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