内容説明
大きく変動する社会の中で重要性を増している「生涯学習」について,学び手の視点を重視して書かれた入門テキスト最新版。統計データ等を刷新し,学習相談,地域の人々の相互学習等のトピックを追加。社会教育主事,公民館主事,司書,学芸員をめざす人必読。
目次
第1章 今なぜ生涯学習がクローズアップされるのか
第2章 人は発達段階に応じて何を学ぶか
第3章 就職すると人はどのような学習をするのか
第4章 情報からの学習──図書館から人はどのような学習をするのか
第5章 「もの」からの学習──博物館から人はどのような学習をするのか
第6章 地域の場からの学習──地域社会を基盤に人はどのような学習をするのか
第7章 地域の人びとの相互学習
第8章 教育によらない強力な学習──宗教の場合
第9章 女性の生涯の変化は男女にどのような学習を求めるか
第10章 人口の高齢化は学習をどう変えるか
第11章 情報技術は学習をどう変えるか
第12章 グローバル化は学びをどう変えているのか
第13章 学校を開くことと生涯学習
第14章 生涯学習の方法
第15章 生涯学習の重視は社会の仕組みを変える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
24
仕事としての生涯学習を目指す学生のための教科書。生涯学習の担い手=学び手の支援者としての立場に焦点をあて、生涯学習の理念、実態、博物館や図書館、公民館といった施設の役割など15の焦点に渡って記していく。◇大人になっても学習習慣を持つ人は残念ながら少数派。だからこういう立場を、意識しての学びとは異なる仕事や育児を通じた学習とつなげて考えた施策を実行していくことが求められる。学習は楽しいことだけれど、それだけですませては時間消費の手段の一つ、でも成長を伴う学習は人生の満足度を高めるレベルの違う行動なのだから。2018/08/09
本命@ふまにたす
2
生涯学習について、様々な点から解説。実践的ですぐ応用がきく知識というよりは、理論的な考察が多い。また、学際性を持った様々な観点を概観できるが、やや内容が薄いように感じられる部分もあった。2022/03/21
Hisashi Tokunaga
1
教育によらない強力な学習(第8章)が宗教教育・学習「宗活」(「終活」ではなく)が論述されているのが斬新。ラダーシステムが一種排他的な教育との指摘は深耕を要するテーマだろう。「生涯学習のおける交流」で、専門機関の専門職の交流における役割は言いえて難問ではないか。15章仕立てで教科書を意識されての編集のようだが、自習書というより議論を作り出す書かも。とにかく教育、生涯学習は難しいね。2018/05/01
昌也
0
生涯学習の定義の変遷などを知りたかった。再読2023/01/27
ずんだ
0
大学入試のために読んだ。 「生涯学習」私の年代では、言葉すら聞いたことないひとも多いと思う。この類の本を読んでいると、地域での視野が広がるが、生涯を通し学習することに少し気が遠くなる。
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