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内容説明
仮想通貨、ブロックチェーンはどうなる?
銀行誕生以来、最大の変革にどう対応するか?
銀行の未来/1万円札廃止/24時間365日決済/企業通貨・電子マネー/日銀ネット/
モバイル決済/QRコード/ハッキング・サイバー攻撃/国債決済T+1/SWIFT/
銀行法改正/電子記録債権/仮想通貨・ビットコイン/フィンテック/ブロックチェーン……
急激に進化・拡大する「決済」の全体像を理解するために最適な一冊。
最新動向を書き加えた待望の改訂、最新版!
目次
まえがき
第1章 変わる決済インフラ
第2章 決済インフラの政府の方針と対応
第3章 決済の基本
第4章 現金系決済
第5章 口座振替系決済
第6章 銀行間決済
第7章 海外系決済
第8章 証券系決済
第9章 決済リスク
最終章 近未来の決済インフラと金融
参考文献・ウエブサイト
用語一覧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
78
この本の最初に出されたものから2年半でもう新しい版が出たのですね。やはり決済関連のシステムはどんどん新しい仕組みができていくということなのでしょう。最新の状況を反映してくれているのはうれしいのですが、やはり入門書的な本で少し物足りなく感じました。中島先生との共著の「決済システムのすべて」の最新版を出してくれないでしょうか?2018/08/02
k5
42
これは今読むべき本。仮想通貨やQRコード決済など、イメージ先行になってしまっている内容を、体系的に説明してくれています。「仮想通貨」は法的通用性もなければ、貨幣でもないので金融商品ですらない「モノ」だとか、Payなどの電子マネーは貨幣ではなく、日本円を基本にした決済システムであるとか、言われてみればその通りなのだけれども、ちゃんと認識していなかったことを教えてくれます。門外漢なので、正しいのかは分からないですが、理論的な一覧性があるのがとても気に入っています。2020/06/20
templecity
7
決済インフラの解説書として最近のFinTechの動きなども記載。仮想通貨は日本としては金融商品ではなくモノという定義。確かに決済で使われるというよりも投機の対象にはなっているが、今後のグローバルの動きなどは要注視。日本の決済システムはある意味完成度が高いがFinTechの動きには遅れてはならない。また電子マネーが行き過ぎてしまうと北欧のように高齢者が現金が使えず買い物に困ってしまうということも起こりうる。バランスと世の中の動きをよく見ながら進まなければならない。2018/09/02
Hatann
5
国内から国際まで世の中の決済の仕組みを素描する。物を現金売買したり、金員を預金したりするときに価値が化体した紙幣と硬貨の物理的な移動を認識するが、決済の仕組みは紙幣や硬貨を使わずに価値を移動させる。このギャップを埋める様々な仕組みを網羅的に説明しており、全体像の整理・把握するものとしてよく纏まっている。フィンテックなりブロックチェーンを語る前に、通貨価値のフローの基礎は理解しておくのも悪くない。将来の銀行は大小すべてが同じ品揃えでなくてよいと提言する。決済に特化した銀行も決済を行わない銀行もあってよい。2019/08/11
ドリアン・グレイ
2
教科書かというくらい内容が多い.金融系のインフラは要求項目が独特でセキュリティインシデントが起きてはならないわけだからウェブ系企業が勢いで始めたサービスとはだいぶ考え方から違うことがわかった.日本の決済インフラは世界最高峰と書かれているがそれは海外に出ないとわからないことだなと思った.すくなくとも世界最高峰とされるインフラを整備してきた日本ではあるがユーザーの使いやすさ的にはまだまだなのではないだろうか.2020/01/27