内容説明
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世界でシリーズ累計150万部、日本で30万部を突破! 『世界で一番美しい元素図鑑』『分子図鑑』で見せた圧倒的なビジュアルと軽妙な語り口で科学好きをわかせたセオドア・グレイの元素3部作に待望の3巻目が登場。本書では、分子が反応を起こす中でどのようにくっついたり離れたりしてこの世界を形作り、私たちが存在することを可能にしているのかが解き明かされる。『元素図鑑』に始まる楽しいドラマの最終章の幕開けだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
昼夜
27
大抵の図鑑は疑問があってそれを解消するものだと思っていたけど、この本は寧ろ疑問が増えていくのが特徴だと思う。でも、解らないところが増えてうんざりするものじゃなくてワクワクする好奇心。中学生の頃、理科の先生が私には原子が見えると豪語していたのを思い出した。科学は苦手でこの本を読んでも難しくて解らないところも多かったけど、科学の物の見方にチャンネルが合うようになったら面白いんだろうなと思った。写真が綺麗なんだけど、化学反応は画像ではなく動画で見たいです。検索ではなくQRコードで見れたらいいなと思いました。2018/11/11
サン
16
「世界で一番美しい元素図鑑」シリーズの三冊目。美しい写真で化学反応を紹介している。中学2年生以降であると理解も深まる。もちろんその前でも写真がきれいで眺めているだけでも面白い。2021/02/07
鯖
16
「分子同士のナノスケールファイトクラブ」とのあおりによる全ページフルカラーな実験の数々。炎色反応や重曹と酸素で火山の噴火を再現という実験グッズへのけちょんけちょんな批判など見てるだけでも面白い。イネ科の植物の成長も化学反応の一環であるとして、10時間程度の光合成で、最初の光合成装置をもう一組作るだけのエネルギーを生みだすとの説明も。植物の生長につき「ベトコンは拷問でタケノコの上にアメリカ人を置いて、肉体を2~3日で貫通させた」ってありますけど、そっち側からの発言だよな-。枯葉剤の化学反応も説明してほしい。2018/10/14
たらちゃん
8
世界で一番美しい、と称する本はたくさんあって、事実として世界一なのか関係なく、目に見える美しいものの集まりには心が踊ります。化学なんて大の苦手な私にも、この本のコメントは親しみやすい。2024/08/18
犬養三千代
7
化学の力とそれを映像化した写真家さん。そしてセオドア·グレイさんの文章の面白いこと。 筍殺人などなど。 ほかの分子図鑑も予約しよっと!!2019/09/05