内容説明
人気シナリオライターが伝授する、シナリオコンクールの突破法!
シナリオライターとしてデビューするためには幾つかのルートがあるが、中でも最も正攻法と言えるのが、シナリオコンクールに作品を応募するという方法。テレビ、映画、アニメなどさまざまなジャンル/メディアのコンクールが存在し、中にはプロ・アマを問わずに門戸が開かれているものもある。本書では、そんなシナリオコンクールを突破するためのノウハウを、現役の人気シナリオライターが惜しげもなく披露。下読みで弾かれないための基本的な作法の確認から始まり、作例への講評のエッセンスを抽出することでより具体的なアドバイスを伝授、さらにはQ&Aでリアルな質問に答えていくという3部構成で、「シナリオコンクール対策」をお伝えしていきます。
*本書は、シナリオランド主宰のオフラインイベント「勝ち抜け! シナリオコンクール対策講座」の模様を書籍化したものです。
《プロフィール》
武井彩(Aya Takei)
脚本家
2000年に、第12回フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞。脚本家の道へと進む。これまでに、テレビ朝日『ドクターX ~外科医・大門未知子~』、フジテレビ『カラマーゾフの兄弟』『世にも奇妙な物語』、テレビ東京『ウルトラマンギンガS』など、テレビドラマを中心とした作品を手がけている。2014年には、フジテレビの連続ドラマ『家族の裏事情』で、第二回市川森一脚本賞の受賞候補者にノミネートされた。
【代表作】
TVドラマ/『鍵のない夢を見る』『家族の裏事情』『犯罪科学分析室 電子の標的』『受験のシンデレラ』『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』他
最新作は『捜査会議はリビングで!』『イアリー 見えない顔』
目次
イントロダクション:シナリオコンクールとは?
スタート編:シナリオコンクールあるある
下読み経験を生かしたアドバイス
応募要項を守っていない/表紙に凝りすぎる
原稿の体裁が整っていない
コンクールの特性に合っていない/あらすじで何が書いてあるのか分からない
キャラクターが弱い
話が進まない
ネタのつかみが弱い/設定の必然性が無い
ドラマが弱い
細部にこだわりすぎる
過度に政治的だったり宗教的である
まとめ
ダッシュ編:講評
下読みでの審査方法あれこれ
なるべく映像で見せる工夫を
やはり話が全然進まない
キャラクターのブレ
もっとケレン味を
まとめ
Q&A編
Q1:いつも締切ギリギリまで手直しする方なのですが……
Q2:今までで効果があったと思う修行方法や参考になった本など……
Q3:斬新だけど荒削りなものと、丁寧に書けているけどどこかで見たことあるもの……
Q4:以前武井さんから、食べて行けるようになるのに十年くらい……
Q5:漫画原作は、ある程度映像上の情報みたいなものも書く人が多いのですが……
Q6:武井さんは、人物表を読まないということでしたが……
Q7:コンクール用に何回か書いているのですが、どうしても途中で前の方に戻って読み返して……
Q8:執筆時にお使いのソフトや、執筆時に使うサイト(例えば類語辞典)など……
Q9:筆が速い方が良いということでしたが、一日で何枚くらい執筆……
Q10:下読みで落とされるケースの中で、「キャラクターが弱い」という項目が……
最後に一言ずつ
主なシナリオコンクール一覧
シナリオランドとは……
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