講談社文庫<br> 増補改訂版 もう一つの「バルス」 ―宮崎駿と『天空の城ラピュタ』の時代―

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講談社文庫
増補改訂版 もう一つの「バルス」 ―宮崎駿と『天空の城ラピュタ』の時代―

  • 著者名:木原浩勝【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2018/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065128282

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内容説明

「この作品が失敗したら、次回作はありません」宮崎監督が口癖のように呟いた言葉。スタジオジブリ創設第一作『天空の城ラピュタ』宮崎監督と多くのアニメーターたちは、いかにプレッシャーと闘い、情熱を注いだのか。これまで語られなかった監督の素顔、制作過程、作品考察を交えて描くスタジオジブリの10ヵ月。フィルム完成から公開までわずか10日! その感涙のドラマに文庫版として新稿・新章を加えた増補改訂版、遂に刊行

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

70
すごく面白かった。木原さんが元ジブリのかただったことさえアニメファンなのに知らなかったよ……。セルアニメ時代ならではの苦労、なにより宮崎監督の気迫に緊張することしかり。真剣勝負で切り結ぶような制作現場だったんだなあ。その中でも木原さんと監督が独特のコードでつながりあっていらしたようで、うらやましいと感じてしまった。トトロ編も出ているようなので読みたい。2018/09/20

へくとぱすかる

52
「おや、こんなシーンがあったかな?」自分の記憶ちがいかなと思ったら、実は削除されたシーンだったりする。アニメとはいえ、リテイクはありうるわけだ。制作が大変なのは今では常識だが、30年前もそうだった。著者が宮崎監督にひかれてジブリに入って、最初の「ラピュタ」完成までを回想する。これは貴重な記録だろう。奮闘するアニメーターの姿には頭が下がる。2018/10/31

ヒデキ

32
「トトロ」を読んだ後で再読してしまいました。 制作進行というポジションだと見える景色も 他の方が書かれたモノとは、違うモノになるのが 判ります。いかに木原氏が、毎日毎日必死に仕事に取り組んでいる姿が、目に浮かびます 今の木原氏の声を思い出しながら読んでましたが、 それでよかったのか気になります。 宮崎監督が、木原さんをどう育てたかったのかも 気になってしまいました 2024/02/12

しーふぉ

22
ジブリの裏話しが好きなのは宮崎駿、高畑勲、鈴木Pが魅力的だからか、社の雰囲気が素敵だからか。本書はラピュタの制作について書かれています。スタジオ発足の1発目だけあり、失敗出来ないと宮崎駿さんも常に言っていたようで、緊張感ありつつもクリエイティブな充実感が感じられる。読んでいるだけでこちらも充実感が得られる。2022/08/11

本夜見

15
スタジオジブリがラピュタで始まった事すら知らなかった(恥)アニメ製作の裏側、興味津々で読みました。当初予定されていて変更になった設定、入りきらなくてカットされたシーン、ファンにとってはお宝情報の山ですね!(←ミーハー丸出し;)まるで監督の振るう真剣を、木原さんが白刃取りするようなやり取りが楽しいと言っては不謹慎かな? ラピュタ見直したくなりました。DVD見ようかなっ♪2018/09/26

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