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内容説明
講談社児童文学新人賞出身作家の最新作。熊のような巨体の阿久津善太は、授業で、もう一人の剣道経験者、蓮見宝と模範試合をすることになるが、小柄でおどおどしている宝に、あざやかに「抜き胴」を決められてしまった。クラスの中では「根性なしとビビり」と、からかわれている善太と宝は、剣を交えるうちに成長し、互いをかけがえのないライバルとして意識するようになっていく。小学生たちのリアルな息づかいが聞こえてくる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tomtom
16
子どもが剣道を始めたので興味を持ち読んでみた。気持ちの待ち方とかなるほどなと思った。宝と善太の最後の試合にむかい成長していく姿がよかった。2022/11/13
izw
6
落合由佳、3作品目。第57回講談社児童文学新人賞佳作に入選した「マイナス・ヒーロー」がデビュー作で、この作品が2作品目で、今度は剣道をやっている小学6年生の物語。果敢に面打ちを狙い続ける善太とびびりでできれば最小限の切りで勝負をつけたい宝、二人の成長物語。二人が通うくすのき道場の絹先生が落ち着いて二人それぞれに合った指導をする中で、二人の技術だけでなく精神面が大きく成長する。一緒に通う女の子あげはの絡みも面白い。2022/12/03
ねこ
6
物語に入るのに時間がかかったけれど、4章に入って、俄然前のめりに。流星と稲妻の対決、よかった。読後感、いいです。2019/03/07
頼ちゃん
4
がんばれ!とこれからの2人に言いたくなる。2019/01/01
Sanchai
2
自分が小学生だった頃に出会っていたら、その後の剣道との向き合い方が少し変わっていたかもしれない。あるいは自分の息子が小学5年生ぐらいだった頃に読ませていれば、中学受験の準備のために剣道を辞めさせようとする妻の意向に反論できる要素にもなっていたかもしれない。いずれも今になっては後の祭り。今は自分自身も年齢的には剣道から離れているし、孫ができるまで待たないといけないのかな…。2023/03/31