講談社文芸文庫<br> 隠れたる事実 明治裏面史

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講談社文芸文庫
隠れたる事実 明治裏面史

  • 著者名:伊藤痴遊【著】
  • 価格 ¥2,299(本体¥2,090)
  • 講談社(2018/09発売)
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  • ISBN:9784065129272

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内容説明

かつて歴史とは、説き去り説き来たるものとしてあった。横浜生まれの自由民権の闘士がその抜群の話術を駆使し、無念にも散っていった有為の漢(おとこ)たちの志と怒りを語り、いつしか時代に取り残されてしまった者の悲しみを嘆じ、いま幅を利かせる顕官の人物と過去の行状を暴くとき、人びとはまったく別の相貌を帯びた維新の姿を知った。薩長中心の見かたから一線を画す、史談史論の雄篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ただいま蔵書整理中の18歳女子大生そっくりおじさん・寺

68
いきなりお薦めである。図書館で借りたのだが欲しくなった。伊藤痴遊の政治講談が文庫になったのは多分初めてではないか?。この『明治裏面史』、私には『三国志』などよりよっぽど面白い。無人島に持っていく1冊にしても良い。明治初年のあらゆる事件を人間関係のゴシップも豊富に交えての痴遊の語り口が読みやすく相当に面白い。立川談志が、司馬遼太郎の元ネタは痴遊でないかと疑っていたが、この1冊はちょうど『翔ぶが如く』とシンクロしている。放送中の『西郷どん』でも学校の授業でも必ずはしょる数々のエピソード。まだまだレビュー続く。2018/09/29

hasegawa noboru

2
明治、大正、昭和にかけて、講談師、自由民権運動の壮士、代議士として活躍したという著者による1916(大正5)年刊行本、昔日のベストセラーの文庫化だという、浅学にして知らなかった。「隠れたる事実」と副題めく修飾句にあるが「事実」を「ほんもの」と読ませている箇所が本文中にある。”講釈師見てきたようにホント言い”と褒めてあげたいような、明治維新期にまつわる人物中心の歴史談、新政府の政策、それに不満な旧守派士族たちの反乱の顛末、丁寧にわかりやすく語られていて、感心したというか、知らなかった多くを知った。2018/11/08

ks3265

1
明治維新の話は、歴史の授業よりテレビ番組で知る機会が多いが、この本はそれ以上に細部に渡って詳細に記されていて、初めて知ることも多かった。さすがに講談師の本なので話はよどみないが、参考に記されている文書がほとんど漢文なので、それを読み進むのに時間がかかった。以外な事実も多くて大変参考になった。若い人におすすめです。2019/03/22

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