内容説明
相談支援専門員の先駆けとして「施設と地域」の間を走り抜けてきた著者が、30年にわたる実践の中で気づいてきたこと、大切にしてきたことを余すところなく語りつくす。現場の支援員、相談支援専門員、サービス管理責任者が元気になる、明日の活力にできる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsuko
12
障害福祉の世界で相談支援専門員の道を切り拓いた筆者。技術や知識論だけではなく、姿勢やハートの部分を分かりやすく熱く論じる。 ⭐︎自立支援協議会事務局として関係機関の火を起こす苦労とお互いのスタンス。⭐︎プロセスが太ればコンテントに割く時間は減る=会議を重ねることで関係機関の考え方や立場の相互理解が進み、本人支援がスムーズに。⭐︎意義を理解せず業務なので従事する人=レイバー(労働者)、自分の専門性を活かし取り組む人=ワーカー、さらに創造的に新たなものを作り出す人=プレイヤー。福祉はレイバーでは務まらない。2021/04/11
100万回生きたメガネ
3
来月から本格的に相談支援専門員として業務することになるので読んでみた。筆者のこれまでの実践に裏打ちされたソーシャルアクションについて主に書かれていた。 しかし正直難しいよ。そもそも報酬が低すぎる。研修では当事者のために最高に丁寧な計画を立てることを至上命題として叩き込まれるが、それで得られる報酬はわずか。現状の報酬体系では適当な計画を数多くこなす方が儲かる仕組みになってるのがおかしい。 丁寧な取り組みを評価するようなインセンティブの付け方をしないと誰も相談支援専門員なんてやらなくなるのではないか。2020/11/15
newpapa
3
この著者の講演会を偶然聞き、面白い方だなと思い読ませてもらう。 著書も著者の人柄が出ていて、人間味の温かさを感じさせながら、真摯な方だなと感じた。共に働きたいなと思わせる著者である。2018/12/08
あつし
3
著者の講演会に行き、手に取る。 著者の講演内容は落語を観ているようで好きだ。何も残らないけど(笑) 「虫の目、鳥の目、魚の目」 「巻き込む、巻き込む」 「相談支援は万能ではない」 「本人の応援団となる」 相談支援専門員の基本的な姿勢について、著者独特の表現がなされていて、スーッと頭に入ってくる。 相談員になって早3ヶ月。目の前の面談や書類作成に終われ、視界が狭まっていたことに気づかされた読書時間であった。 私の支援が関わる人たちに波及していくよう日々精進していこうと思えた。2018/07/05
たる
2
全国相談支援ネットワーク研修会の帰り道で一気に読破。2019/12/01
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