C★NOVELSファンタジア 遙かなる星の流れに 下 デルフィニア戦記18

著者名：茅田砂胡【著】

中央公論新社（2018/09発売）

• ISBN：9784125005713

内容説明

放浪の戦士と異世界の少女の出逢い――すべてはここから始まった。盟約という堅い絆で結ばれた二人は、幾多の危機を乗り越え、あまたの合戦に勝ち抜いて、戦士は大国の王に、少女は王と国の守護神となった。獅子王と妃将軍がつむぐデルフィニアの伝説がここに完結する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[みっちゃん]

とうとうこの時が来てしまった。稀代の英雄、王の名はｳｫﾙ･ｸﾞﾘｰｸ･ﾛｳ･ﾃﾞﾙﾌｨﾝ。｢ありとあらゆる神々の祝福が、この偉大なる王の上にあるように｣そう宣言した王妃の名はｸﾞﾘﾝﾃﾞｨｴﾀﾞ･ﾗｰﾃﾞﾝ。天に帰っていった戦女神。読友さんに教えて頂いて、初めて気がついた上下巻の表紙の仕掛けが本当に嬉しいが、ﾗｽﾄの挿し絵の美しさよ！楽しい刻をありがとう！次は外伝2冊を読んでみよう。

2015/06/03

[☆よいこ]

デルフィニア⑱最終巻。タンガ国王ゾラタスを倒したデルフィニアの軍勢は一気に王都ケイファードへ攻め入る。篭城した敵をおびき出すのは女装した？王妃。腰抜け呼ばわりすればイチコロ。タンガ戦終了からのパラスト戦は、怯えたオーロンなど一撃で終わるかと思いきや、裏切りなどでひと波乱。異世界人のチートでまるく納めた感はあるが、英雄譚としてはよくまとまった。去りゆく英雄はとても美しかった。お土産も持っていくし。▽ハピエン。満足読書です。

2022/02/20

[エンブレムＴ]

おぉー♪この表紙は上下巻で一枚の絵になっているのね！４人ともなんて素敵なんでしょう！！ウットリ～。・・・ふぅ。シリーズ読み終わってしまいました。現在、満足感と寂しさに同時に襲われグルグルしてます。ツッコミどころは多々あれど、キャラの魅力と物語の勢いと、なによりその面白さの前では、それらは全て些細な事と言えましょう！「好きな人なら助ける。そうでない人は助けない」人型最終兵器・ルウの発言は、おそらく作者自身の言葉なんだろうな（笑）この物語に誘ってくださった読友の皆様に感謝＆一緒に楽しめたことを幸せに思います。

2010/12/10

[昼夜]

ルゥの言葉通りにキラキラ光った宝石がいっぱいつまった宝箱みたいな物語だった。何度も会いたくなります。

2011/02/27

[珂音]

ラストがこうなる事は最初から予想してました。後はいかにそこに持っていくか。綺麗にまとまってホッとしてます。　　　笑いあり涙ありのとても面白い本に出合えて幸せです。

2010/09/12