内容説明
連邦の至宝の『絵』を前にしてリィは呟く。「これは、おれのものだ」――直後、その絵が盗まれてしまった! まさか犯人は……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エンブレムT
46
この巻のサブタイトル『父の復権』ですと!?復権か?アレは(爆)・・・ヴァイオレンス・コメディに推理風味が加わった感じでした。ルウの魂を写し取った希代の天才画家ドミニクが遺した大作『暁の天使』をめぐる騒動。「どうしてもあれが欲しいって言うなら、非常手段に訴えるしかないぜ」ケリーの冗談に対し、きら~ん☆と目を輝かせるリィが、可愛いんだか怖いんだか面白いんだか、もうなんだかよくわからない存在になっております(笑)謎解きに関しては反則としか言いようがないんだけど、話の落としどころは優しく、とても良い読後感でした♪2011/03/01
UK
29
ルウを描いた国宝級の絵画の盗難騒ぎ。絵の真の持ち主たるリィが犯人を追いかける。むろん結末はお定まりのごとし。このシリーズ、各巻これ外伝のように楽しめるのだけど、続きモノではないので次々追いかける情熱は薄れるな。お気軽に中断できるのがいいとも言えるか。2017/12/18
るぴん
23
図書館本。300年前に画家ドミニクがルウをモデルに描いた「暁の天使」。美術館から盗まれた真作、次々出てくる贋作、所有権を主張するリィ…。アーサーの魅力満載&大活躍の巻。演技とはいえ、実の息子に「お父さん」と呼ばれて舞い上がる姿が可愛い♫常識の範疇に収まらない息子に手を焼きながらも、ちゃんと理解して信頼している。最高の父親だと思う(^^)面白かったけど、そろそろ金銀黒天使、怪獣夫婦、いっぺん死んだ組全員が暴れる話が読みたいな☆2014/05/28
まりもん
21
アーサーの影が今まで薄かったのに、ここにきて父親ぽく(笑えるが)頑張る姿が良かった2011/07/31
おぺろ
16
アーサーが大活躍っ!!アーサーもやっぱり父親だったんですねwなんだかんだめちゃくちゃなリィを心配して最後は気を利かせてルウに連絡するあたりちゃんとリィの事を理解してて嬉しくなりました。いつもは大人に見えるリィも今回はちょっと子供に見えたかな^^;そしてシェラの甲斐甲斐しさwこの子達、外見も大人になってしまったら将来どうなっちゃうのかしらね(笑)2011/06/15