シャドーイング・音読と英語習得の科学

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シャドーイング・音読と英語習得の科学

  • 著者名:門田修平【著】
  • 価格 ¥1,848(本体¥1,680)
  • コスモピア(2018/09発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784864540179

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内容説明

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●「わかる」英語と「使える」英語は別モノ
「一定量の英文法や語彙の知識はあるのに英語が使えない」。多くの日本人はもう何十年も、この地点から抜け出せずにいる気がします。2007年の『シャドーイングと音読の科学』刊行から5年、門田先生はさまざまな理論的考察を重ね、数多くの実証データを集めました。その結果、シャドーイングと音読を活用することで英語を使える状態にするルートの、ほぼ全貌を明らかにするところまで到達したと実感しました。本書は、その成果を英語学習者や英語教師と共有するために執筆されたものです。


●インプットとアウトプットをつなぐ、シャドーイングと音読の効果
聞き取った音声をそっくり真似して発話し、影のようについていく「シャドーイング」と、目で見た文字を音声化する「音読」。この2つのトレーニングが、英語を使える状態にするのにどのような効果があるのか、スピーキングなどのアウトプット能力にどのように貢献するのか、さらに流暢なコミュニケーションにどう関係しているのか。多くの指導実験のデータを図やグラフで示しながら明らかにします。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

void

3
【★★★★☆】'12年。音読・シャドーイングの主要目的は文字[音]と音声の一体化及び語彙や文法規則の内在化。ひとつの素材による復唱の精確さの伸びは概ね5回ほどで頭打ち(40-70語の実験及び220語/102秒の実験)。  どちらかと言うと既習文シャドーイング(知識駆動型)より未知文シャドーイング(音声駆動型)の方が能力の伸びがより大きい。 さほど思考せずに反応していくシャドーイングは潜在学習を促進(長期習得長期忘却)。瞬時の再構成が必要なリテンションは顕在学習を促進(短期〃)。色々と勉強になる。2014/04/19

モート

2
どれだけミラーニューロンの神経伝達が行われるかがキモ。「そのための刺激がシャドーイングや音読」。ミラーニューロンは真似、共感を司る。この二つは言語能力を育む。言語能力はボディーランゲージと言葉がある。立体的で臨場感があるイメージが取れるとミラーニューロンが動くはずだから内的や外的リハーサルなどの時注意したい。真似は表層でなく、「目的や心を考えて真似」。メタ認知は客観性とともに同一性の共感も育むから習慣。また、「観察してイメージが取れると実際もできる」スポーツの時と似ている構造が言語習得の科学のようだ。2019/02/12

いろは@しょうろん

1
シャドウイング、音読、リピーティングなどの科学的解説。かなり骨太な本で、タイトル通りの内容を期待すると、「これは直球だけど、私が読みたかった本はこれじゃない」になりかねないリスキーな本。笑。ESLと認知科学とかについて知りたければ入門にいいかも。2015/03/21

ぱるむ

1
シャドーイング・音読の重要性を再認識したいため、この本を手に取りました。最近勉強するための勉強本を沢山読んでいます。勉強が長続きさせるためにも確固たる自分の理論を掲載したいと思います。 「顕在記憶」・「潜在記憶」とその形成: 認知心理学・神経科学を駆使し、外国語学習は何がベストかを理論的に分析している非常に高度な本でしたよ。 2014/03/15

tomohilopp

1
脳科学に基づいた説明で、非常に論理的に解説されているものの内容はやや難しく、今回は時間がないのである程度読みとばた。今年中にもう一度再読しようと思う。2013/03/24

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