集英社ビジネス書<br> 明治日本の産業革命遺産 ラストサムライの挑戦! 技術立国ニッポンはここから始まった!

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集英社ビジネス書
明治日本の産業革命遺産 ラストサムライの挑戦! 技術立国ニッポンはここから始まった!

  • 著者名:岡田晃【著】
  • 価格 ¥1,881(本体¥1,710)
  • 集英社(2018/09発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087861006

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内容説明

「日本の奇跡」と言われる明治の産業革命の礎は、幕末のサムライたちによって準備されていた。製鉄、造船、石炭産業の現場では、藩の垣根を超えて技術を共有し、奮闘する人々の熱いドラマがあった! 例えば、製鉄のもととなった伊豆の反射炉の技術は、佐賀藩と伊豆の代官・江川英龍が協力して研究が始まり、佐賀から薩摩へ、さらに水戸藩を経由し、最終的には釜石の洋式高炉に結実した。それが官営八幡製鉄所を経て現在の新日鉄住金に至る。造船に関しては、島津斉彬の命を受けて幕府の長崎海軍伝習所で学んだ薩摩藩士・五大友厚は、トーマス・グラバーらと共に長崎の小菅修船場を建設した。これが現在の三菱重工長崎造船所につながっていく。激動の時代、日本の未来を思い、技術の実用化に邁進した、サムライや無名の職人たちのチャレンジ精神を感じる物語。また世界遺産となった「明治日本の産業革命遺産」のカラー写真のほかに、歴史的資料が豊富なのも見逃せない。島津斉彬、鍋島直正、トーマス・グラバーや岩崎弥太郎ら歴史的人物の肖像写真、三重津海軍所絵図・精煉方絵図など江戸時代の図版、明治期の八幡製鉄所や三池炭鉱の初期の写真など、産業変遷の歴史がわかる写真資料も充実しており、是非、保存版にしたい一冊! 【目次】はじめに ――明治一五〇年が教える“日本の底力”――/第一章 “西郷どん”や“五代様”を育てた薩摩藩主・島津斉彬の挑戦――ピンチをチャンスに変えたリーダー――/第二章 志士の息吹を今に伝える長州・萩――吉田松陰から伊藤博文へ――/第三章 実は近代化のトップランナーだった佐賀――「地方創生」の先駆け――/第四章 知られざる“近代化の父”江川英龍――改革に命を捧げた伊豆の代官――/第五章 “陰のプロデューサー”トーマス・グラバー――“近代化特区”となった長崎――/第六章 長崎から世界へ――造船大国ニッポンの船出――/第七章 反射炉から釜石、そして八幡へ――産業革命の主役「鉄」――/第八章 産業革命のエネルギーを支えた石炭産業――育ての親・團琢磨――/おわりに――日本経済再生に向けて――/参考文献/取材協力・資料提供等

目次

はじめに ――明治一五〇年が教える“日本の底力”――
第一章 “西郷どん”や“五代様”を育てた薩摩藩主・島津斉彬の挑戦――ピンチをチャンスに変えたリーダー――
第二章 志士の息吹を今に伝える長州・萩――吉田松陰から伊藤博文へ――
第三章 実は近代化のトップランナーだった佐賀――「地方創生」の先駆け――
第四章 知られざる“近代化の父”江川英龍――改革に命を捧げた伊豆の代官――
第五章 “陰のプロデューサー”トーマス・グラバー――“近代化特区”となった長崎――
第六章 長崎から世界へ――造船大国ニッポンの船出――
第七章 反射炉から釜石、そして八幡へ――産業革命の主役「鉄」――
第八章 産業革命のエネルギーを支えた石炭産業――育ての親・團琢磨――
おわりに――日本経済再生に向けて――
参考文献
取材協力・資料提供等

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シロマック

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小説ではない記録本を読んで久しぶりに感激した。文章は単に歴史上の事実に少しだけ脚色して記したもであるだけにリアルで感激内容であった。この本に登城した人たちは皆私心を捨てお国のために頑張っていた。技術屋からすれば新しいものを考え作り上げる喜びは今とそれほど変わらない。この産業革命を推し進めていく為政者の心意気がずいぶん違う。今は自分の利益優先の政治家が多すぎて嘆かわしい。政治家、経営者が当時の半分でもまともになれば、現在の日本の技術力は高いし技術屋魂も当時にそれほど負けてないので日本の復活も期待できる。2022/12/20

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