集英社文庫<br> 月とよしきり

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集英社文庫
月とよしきり

  • 著者名:津本陽【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 集英社(2018/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087463705

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内容説明

天保八年。北辰一刀流玄武館で師範代を務める平手造酒は、師・千葉周作の命により、廻国修業に出た。油断により友を死なせ、道場を破門された。つまずき始めた造酒は、他流試合で破った水戸藩士の恨みを買い、祝言を挙げた藤が殺される。その後に妻としたおいとにも死なれ、自暴自棄になって酒におぼれていった。『天保水滸伝』で有名な伝説の剣豪、不運に見舞われ続けた、その知られざる半生。

目次

供養旅
はぐれ凧
つむじ風
横笛
真剣勝負
転がる石
遊侠たち
浮世の風
廻り灯籠
春の鶯
狂い獅子
月と修羅
乾いた心
はぐれ狼
干潟の安五郎
後の雁
日照雨
死にたい男

造酒の最期

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Syo

19
平手造酒。 あぁもったいない。2021/02/09

のりこ

0
伝説の剣豪とあるが、その凄さは余り伝わってこない。人間的で普通に弱く、酒に溺れ、メソメソする。人生の節目の自体もあっさりとした表現で、あら、そうだったの?と言う感じ。この粛々っぷりが、ちょっと年代物の時代小説の感じ。サラリとした読み物でした。2015/03/06

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