内容説明
臣下や民衆を下僕のように扱って好き放題に振る舞い、気に食わないものがいれば切り捨てる……。古今東西の「独裁者」と呼ばれる人物たちには、そんな悪印象がつきまとう。しかし、なぜそんな彼らが、しばしば周囲から熱狂的な支持を集め、世界史を変えてしまうほどの力を持ったのか? 本書では、独裁者たちが人の心を動かすために駆使していた、驚きのテクニックを彼らの事績とともに紹介する。くれぐれも悪用は厳禁である――。
目次
第1章 心をつかむ技術
第2章 奮い立たせる技術
第3章 自分を魅せる技術
第4章 人を操る技術
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
99
世界の歴史(日本も含みます)から、独裁者がどのように権力を握っていったかについて簡潔に説明してくれます。最初から独裁者ということでなく、大衆が要望するところを理解して、それをうまくアジテーションにして権力を握っていくということです。私は読んでいて現在のアメリカ大統領選のトランプの姿が頭に浮かんでしまいました。このようなポイントに絞っていく本も楽しめます。2024/10/14
あっか
61
リーダー論としてもとても分かりやすかった!ヒトラー始め、織田信長、曹操、カストロ、プーチン、串刺し公などが実際に行ってきたことや史実を元に、どうやって人心を掌握してきたかが分かります。そのパフォーマンスの裏にどんな顔があったか、どんな思惑があったかなど、歴史や人物を知ることができる意味でも面白い。ポーズを練習するヒトラー、初めて見ました…興味深い。自信満々に大声で熱く話す…橋下徹さんを思い浮かべたらチラッと紹介されていて驚き。誤字脱字が多い?のが気になりました^^;2019/03/03
タナカ電子出版
16
この本は読みやすく面白いです! ヒットラーを筆頭に信長 曹操 スターリン カストロ プーチン…と彼らのエピソードとともに4章に構成された、まとめ方がとても読みやすいです。(1章 心をつかむ 2章 奪いたたせる 3章 魅せる 4章 操る)私が好きなところはスターリンとナポレオンの読書の共通性でともに知的欲求よりも実践的読書を好み。ナポレオンは戦場にも流刑先でも本大量に持っていき読み終えると直ぐに投げ捨てると書かれていました!なんかカッコいい真似できないけど…2018/12/02
Mik.Vicky
9
独裁者の努力・気配りを勉強するという切り口の本は初めて読んだ。ビジネス等でリーダーシップを発揮するために、上司等が独裁者か見極めるために、独裁者だった場合の対策に、結構役に立ちそう。2020/06/21
getsuki
9
図書館本。著名な独裁者(信長からプーチンまで)の言動から部下や大衆の心を掴む秘訣を分析。下手な自己啓発の本よりもわかりやすかった。2019/02/19
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