中国自動車タウンの形成―広東省広州市花都区の発展戦略

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中国自動車タウンの形成―広東省広州市花都区の発展戦略

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  • サイズ A5判/ページ数 353p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794807168
  • NDC分類 332.223
  • Cコード C3033

内容説明

自動車産業・皮革製品・ジュエリーなどの巨大集散地市場(問屋街)巨大国際空港を中心とした空港経済の発展、人材育成とノウハウの蓄積。「ヒト、モノ、カネ、情報」の交流拠点として飛躍する産業都市の戦略を徹底解明し、東アジア全域の発展と交流に向けて日本の進むべき道を展望する。

目次

華南発展の戦略的拠点形成
空港経済発展の基本構造
花都汽車城の形成
花都に集積する部品メーカー
世界に向けた集散地市場―獅嶺(国際)皮革皮具城
新たな産業集積の形成―花都(国際)金銀珠宝城
花都区のマーケティング戦略
広東省の金融システムと花都の発展戦略
花都の新たな発展戦略
花都の発展を導いた陳国氏の証言
海外投資家達の家、花都―王中丙区長のスピーチ
広州・花都の「自動車域」の生産ラッシュに学べ
中国広州花都区の発展戦略―空港経済、自動車、皮革製品、ジュエリー
南海東軟情報学院
国有自動車部品メーカーの展開―広東省韶関市の現状と課題

著者等紹介

関満博[セキミツヒロ]
1948年富山県生まれ。1976年成城大学大学院経済学研究科博士課程修了。一橋大学大学院商学研究科教授。経済学博士。受賞、1984年第9回中小企業研究奨励賞特賞。1994年第34回エコノミスト賞。1997年第19回サントリー学芸賞。1998年第14回大平正芳記念賞特別賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

空港、港湾の能力からして広州が東アジアの中心地となり、少なくとも中国全域とASEAN(東南アジア諸国連合)全体を視野に入れていくということなのであろう。自動車を中心とした巨大集散地市場の現場から東アジアの結節点“広州”と日本の将来を展望する。

この二〇年ほどの間、私はかなりの時間をかけて中国の地域産業の「現場」を歩いてきた。現在、歴史を作っている中国の「現場」では、新たな「発見」をすることができる。
 二〇〇三年頃から、広州に進出している日系自動車メーカーのことが気になり始めた。〇四年三月、日産を確認しようとうろつき、ようやく探し出すことができた。それは郊外の花都区であり、荒れ地の中に合弁企業の東風日産が寂しげに建っていた。
 〇五年一月、改めて訪れると、東風日産の周辺のインフラの状況は劇的に変わり、自動車タウンが形成され、日本の部品メーカーが進出を開始していた。
 さらに、その時、もう一つの「発見」があった。獅嶺(国際)皮革皮具城であった。そこは近代的かつ巨大な皮革材料・製品の卸売市場であった。三千店舗は入っていた。中国にようやく本格的な集散地市場が出来つつあった。
 さらに、そのうち〇四年八月に開港したばかりの花都の広州白雲(国際)空港のことが伝わってきた。滑走路は五本計画。うち一本は世界最大の輸送会社、アメリカのFedExの専用滑走路になる。FedExはこれまでのフィリピンのスービックを引き揚げ、花都の新空港に移転して来る。この影響は計り知れないほど大きい。
 しかも、広州~深?~香港のエリアの港湾能力は世界的にも図抜けている。空港、港湾の能力からして広州が東アジアの中心地【ハブ】になり、少なくとも中国全域とASEAN(東南アジア諸国連合)全体を視野入れていくということなのであろう。
 その巨大なうねりをどのように受け止めていけばよいのか。本書は、現在、大きく立ち上がりつつある広州の産業化の前線に立ち、その現状を報告し、今後の日本の取り組みのあり方を考えていくことにしたい。(せき・みつひろ)