ハヤカワ文庫NV<br> 暗殺者の潜入 上

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ハヤカワ文庫NV
暗殺者の潜入 上

  • ISBN:9784150414382

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内容説明

グレイマンのもとに、パリにあるシリア抵抗組織からオファーが入る。シリアの独裁者の情報を得るため、その愛人ビアンカをパリのアパートから誘拐したいというのだ。依頼を受け、首尾よく誘拐には成功したが、ビアンカは情報提供の条件として、自分が産んだ独裁者の唯一の息子である赤ん坊を取り戻すことを要求したのだ。だが赤ん坊は混乱が続くシリアの首都、独裁者のもとにいた……グレイマン・シリーズ最新作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

80
まだ上巻を読む限りだが、いつものようにジェントリーが、グレイマンとしての活躍を楽しめる作品となりそうだ。今回の舞台はシリア。その亡命組織から、大統領の愛人を拉致せよという依頼を受ける。情報を入手し独裁政権を倒そうという狙いだ。ジェントリーはシリアに入り活動を開始する。アクションの激しさは相変わらずだし、シリア国内では正体の分からない組織とも接触する。今までのところストーリーは分かりやすく、複雑なところはない。この先どんな展開が待っているのか?感想は下巻で。2018/10/08

Panzer Leader

69
「第116回海外作品読書会」初っ端から処刑場に引きずり出されるジェントリーの場面から物語は始まる。本来「凄腕の暗殺者/工作員」と「お人よし」って両立しえない属性だと思うんだけど、彼の場合は特別。その辺は作者も理解しているようで「倫理のコンパスは関りを持つ方向へ体を向けようとしたが、頭脳がそれと戦っていた。」などと表現をしている。普段以上にどうしてそういう行動をするの?との読者の思いもなんのその、漢ジェントリーは死地に赴く。2018/09/02

猿吉君

67
目的が変わっていくのでちょっと混乱するけど人の好いジェントリーは何でも解決してくれそうな上巻、感想は下巻へ記載します。2020/11/30

Richard Thornburg

61
感想:★★★★  シリーズ第7弾!  舞台はフランス&シリア。  冒頭ではグレイマンの処刑シーン!? ぐへっ!  ただ、今までと少し違った派手な射撃音的な表現があったので・・・まさかね(笑)  武器描写はなかなかのもので、G17ではなくG19にサプレッサを装着して使っているところがツウっぽくてカッコいい。  序盤の拉致作戦ではフラッシュバンまで使っちゃってド派手に暴れてくれてます。  そういえば名前こそは語られていないものの、グレイマンはゾーヤが気になってたり(笑) 2021/03/09

翔龍パパ

43
『グレイマンシリーズ』第7弾。冒頭いきなりグレイマンが処刑?まさか…。グレイマンが死んでしまってはシリーズも終わってしまうので、それは無いと分かっていてもこのピンチをどうやって切り抜けるのかが読んでいる間ずっと気になってしょうがない。物語りはそこから1週間前へ遡ったところから始まる。過去にもあったか、グレイマンは、『崇高な大義の為に戦う』のだが、時に美人に弱いという弱点が…今回も『ビアンカ』という美人の為に、命懸けでシリアに潜入し赤ちゃん連れて帰るというかなり困難なミッション。→続く2020/08/22

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