幻冬舎文庫<br> 裏と表

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幻冬舎文庫
裏と表

  • 著者名:梁石日【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 幻冬舎(2018/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344404953

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内容説明

念願の金券ショップを開店した樋口は、大量の高速券を持ち込んだ謎の美女に惹かれ、偽造とわかりながら買い取ってしまう。大企業の計画倒産の裏で暗躍する金の亡者たち。男たちに翻弄されながらもしたたかに生き抜く女。瀬戸際の攻防の先に見えるのは天国か、地獄か。裏金作りに使われる金券ショップの秘密を明かす、かつてない金融サスペンス!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

読書亀

10
金券ショップを開店した主人公。金券ショップが利益の裏の利益の上げ方。なるぼどね。金券ショップってやっていける物なのかなーって、思ってだけど、裏の世界、政治の世界が絡んできて金額が大きいから、充分 成立する商売なのね。最後、貴子の過去(辛すぎる過去)を持ってきたが、この本の主は誰だったんだろう?と思った。2024/05/09

ミカママ

9
サクサク読めたのだけど、なんとなく言い回しが不自然な感じ。35歳男性主人公の人となりがまったく描かれていなくて、キャラにのめりこむことができなかった。謎の美女貴子に至っては、男の勝手な妄想ね~という感じ。2013/02/04

Ikuto Nagura

6
梁石日作品としては、破天荒な人物が出てこないし、虐げられた者の吐く毒も感じられないし、パンチに欠ける気がした。だけど、金券ショップの描写は面白い。“表”だけ見れば、金券ショップなんて、全く儲からなそうだ。けれど現実でも本書のように、偽造金券や盗品の故買、カード枠の現金化などによる足元を見た仕入れだったり、脱税や裏金の捻出のためのルートになっていたりという“裏”の姿があるから、商売として旨味があるのだろう。最近よく見かける“金の高価買取り店”なんかも、何かしらの“裏”の旨味がある商売なんだろうな、きっと。2014/10/30

つけ麺部長

5
金券ショップを舞台にした平凡な日々を綴った小説と思いきや(前半は確かにそのような展開なのですが)、後半からガラリと内容が異なり、最後まで一気に読んでしまいました。驚きました。最後は急にまとめた感じがしますが、娯楽小説としては上出来だと思います。ただ、梁先生の作品としては私小説系の作品の方が良いですねー!2017/10/25

コニタン

5
この本を読み終わって金券ショップを舞台にした小説で面白かったと上司に話したら、その上司がその本を貸してと言われ、貸してしばらく経ったらその上司は、会社を辞めて、金券ショップを始めたので、びっくりしました。2003/02/10

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