幻冬舎新書<br> 阿頼耶識の発見 よくわかる唯識入門

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幻冬舎新書
阿頼耶識の発見 よくわかる唯識入門

  • 著者名:横山紘一【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 幻冬舎(2018/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344982109

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内容説明

唯識とは、『西遊記』で知られる玄奘三蔵がインドから中国に伝えた仏教思想の根本。それは「人生で起こるどんなことも、心の中の出来事にすぎない」という教えであり、執着や嫉妬、怒り、絶望、失敗はすべて心の深層部の仕業だと説く。この心の最深部を「阿頼耶識」と呼ぶ。心の表層に生じる感情や思考は、阿頼耶識にもれなく蓄積され、それが無意識のうちに表情や体調となって現れ、美醜にも影響する。表層と深層が常にリンクするという心の構造がわかると、シンプルに強く生きられる。ストレスの多い現代人に向けた心の教科書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

190
うーん、難しかった。仏教の唯識に基づいて人間の心、感情発露のメカニズムと生き方について説く1冊なんだけど、わかったようなわからんような。すべてのことは自分の心の内で起きていることであり、それらの根源になっているのが阿頼耶識ということらしい。テーマがテーマなので文章がどうしても抽象的なのは仕方ないが、もうちょっと別の本も読んで理解を深めていきたい。

SOHSA

34
《kindle》難解な唯識、阿頼耶識について初学者にも解りやすく解説した良書。特に無意識や深層心理との異同については腑に落ちた点が多かった。 限られた誌面の中での的を射た解説はおそらく多大な苦労があったものと推察されるが、これを第一歩として研鑽と実践に踏み出す読者は少なくないのではないだろうか。再読、再々読したい一冊。2021/05/29

出世八五郎

27
視覚が得た花は存在しない。原子の集合体である花の美醜を判断するのは脳味噌なのか?阿頼耶識の存在が美醜を決める情緒獲得に関わっているのか?無我を知る為に唯識が大事だと思った。三宝印→【諸行無常、諸法無我、涅槃寂静】。心の三つの働き→【遍計所執性、依他起性、円成実性】。一切種子識、末那識、三輪清浄(自他縁)・・・この辺の言葉を憶えていられればいい。2016/05/06

テツ

20
唯識。阿頼耶識。この世界の森羅万象は八識により自分の内部に構築され成り立っている。成り立たせるのが自分ならばそれを消し去ることも本来容易くできる筈。全ては空。自分の外側も内側も自分自身が創り出している蜃気楼なようなもの。消し去ろう。世界の全てを。それを感じその中で生きている自分ごと。空を識り空に至りそして全てが消え失せる。そうしたことのほんの切れ端でも垣間見ることができたのならもう何かに拘ることも捕らわれることもない。世界は自分の認識次第で何度でも破壊することができる。2020/03/05

NICKNAME

20
昔にも読んだと思ったけれど、これより前に同じ著者によって書かれた別のものを読んだ様でして、これを読むのは初めてでした。以前の物を読んでみて唯識思想というものが非常に哲学的で難しいという記憶がありました。これを読んでみてその部分を分かり易く簡素に説明していると思ったけれど、後半の方で言っていることが正直、きれいごとというか理想主義というか・・・現実の複雑さを受け入れてない様にも感じてちょっと残念でした。2019/01/09

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