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内容説明
「日本は財政危機だ。増税しないと破綻する」という話は大ウソだ。今は貯蓄過剰の金余り状態。本当に財政危機なら、経済学的にも国債の金利が高くならないとおかしい。その事実を無視した「増税やむなし論」は、利権を貪る政治家や財務官僚の誤った陰謀的世論操作であり、むしろ昨今のデフレ下でこそ減税が必要なのだ――。市民税10%削減を実現し、公共サービスを向上させた名古屋市長が、日本再生の糸口にもなる減税策の仕組みと成果を堂々展開!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこしま
21
政治本のレビューが書けなくなったのなら、税金の本くらいなら書かせてくださいよ!と読んではみましたが、経済関連はテリトリー外なので、真実の見極めが正直できてません。氏のお名前は以前からよくお聞きしてましたが、最近は原発・基地問題での国選や知事選が目立ち。国債のからくりやバランスシートは分かりやすいです。ただ名古屋市は巨大都市ですから減税や医療や水道など公共料金を下げられますが、高齢化の地方都市では逆に公共料金なども負担かかるばかりで。自分で財務省のしてることを、もう少し掘り下げてみないと。参考レベル。2015/01/25
おくりゆう
5
名古屋市民ではないですが、河村市長の掲げる減税政策とそのロジックに興味があって購入。減税論と銘打っていますが、減税による直接的なメリットはあまり書かれていなくて、財源の問題などの反論に対する反論がメインで、頁数もあまりないため、多少、消化不良気味、所々、ひっかかる部分もありました。しかし、議員に関する提言などは興味深く、市長の熱意とビジョンは充分に伝わってきました。2012/11/12
zunbe
2
以前に読んだ「復興増税の罠」よりもわかりやすかった。 ぶっちゃけ、書かれている内容は、我々国民の目から見たら「当り前の事」であるが、それが政治の世界では「当り前になっていない」事を説いているのだと思う。 やはり、増税が必要とは思えないし、減税が必要だと思う。2013/08/17
壱萬参仟縁
2
「税金は必ず余るようになっている」(p.54)。だから、無駄だらけなのだ。補正予算を組む、というのもそうだ。また、評者から言わせてもらうと、国会議員のコストが高すぎる。要するに、官僚や政治家には、節約する、という辞書がないようだ。東大話法の財務省には、くれぐれも、騙されないように、日ごろから注意しないといけない、と思う。2012/05/04
まさとん
1
これぞ、国民政治家のすべきことだ。河村たかしを日本の総理大臣にしようではないか。2012/06/19