HJ文庫 カンスト勇者の超魔教導<オーバーレイズ> 3 ～そして彼女は魔王となった～

著者名：はむばね【著】/青乃純尾【イラスト】

ホビージャパン（2018/09発売）

• ISBN：9784798617657

内容説明

密かに忍び込んでいた魔の呪い……そして、記憶を失ったキリ。そんな最大の危機の中、ついに「魔王」が姿を現す。カンスト勇者一行は、最強の敵にどう立ち向かうのか？　キリの過去と想い、メイの希望と絶望が交錯する中、エイムの運命が導かれる果ては？　異世界カンスト無双譚、クライマックス！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[真白優樹]

魔の呪いによりキリが記憶を失う中、魔王が現れる最終巻。―――全部抱えて辿り着け、最強を越えた未来へ。最強の敵である魔王の出現。その最中、永き時の中でキリの経験した幾多の哀切さ漂う過去が紐解かれる今巻。まるで呪いのように、自分以外が残らぬ道を歩いてきたキリ。だけど長い時の中、今側には自分の抱える闇を担ごうとしてくれる仲間がいる。そんな大切なことに気付いた時、呪いは解け、新しい未来は始まる。新たな目的の為歩き出したキリ達四人。凸凹な彼等だけど、きっとどこまでも大丈夫なはず。 うん、とても面白かった。

2018/09/02

[くもり]

あっぱれ。読み始めてこれが最終巻だと気がついた時は「え、もう？」て驚いたけど、きちんと完結してて満足。逆にあとがきで打ち切りだと知って驚いた。急な舵切りにも関わらず完成度の高い最終巻で作者の力量を感じたし、シリーズを追いかけた読者への誠実さも感じる。自分の行動にドン引きするキリに笑って、キリの過去の追体験には心が折れそうで涙も出たし、この旅で強くなった姫様の言葉にも感動。すべて力技なとこも大好き。もちろんもっとじっくり物語を追いかけたかった気持ちもあるがこの作品を読んでよかった。新作も超期待して待ってる。

2018/09/10

[ぷるるー]

読了後満足感がすごいあった。ここ数ヶ月毎月20～30冊読んでけど、読書メーターめんどくさいって放置してた。でも、これの感想は書きたいよって久々に更新するくらいには刺激を受けた。打ち切り何だろうけども、自称ミニマムな終わり方といえどきちん素敵な終わらせ方をしてくれた作者に感謝。本当に面白かったよ。

2018/09/04