文庫ぎんが堂<br> 伝説のヤクザ18人

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文庫ぎんが堂
伝説のヤクザ18人

  • ISBN:9784781671727

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内容説明

これが本物の侠(おとこ)たちだ!――元山口組系組長、現NPO法人代表 竹垣悟氏
いま、よみがえるあの任侠人たちの生き様、そして死に様。

徹底的に社会から排除される存在となったヤクザだが、
かつて、“伝説”と呼ばれるヤクザたちがいた。

生きた時代も、属した組織も、地位や立場も異なるが、
一本ビシっと筋の通ったその生き方は、まさに“任侠”そのものである。

彼らはひとりの侠(おとこ)として、どう生き、どう死んでいったのか。
そして何を残したのか。

“伝説”が生まれなくなった現代によみがえる、在りし日のヤクザたち。
これはまさに、“古きよき時代”のヤクザに捧げるオマージュである。

目次

はじめに 古きよき時代のヤクザたち

第一話 ヤクザ界の共存共栄に心砕いた真の任侠 堀政夫(住吉連合会総裁)

第二話 喧嘩の掛けあいで一歩も引かぬ“トッパ政” 浜本政吉(住吉会最高顧問)

第三話 稲川会の礎を築いたハマの愚連隊“モロッコの辰” 出口辰夫(稲川一家幹部)

第四話 三十一歳で非業の死 北海道の“雁木のバラ” 荏原哲夫(会津家小高実子分)

第五話 前代未聞の「逆破門状」を突きつけた反逆児“ジャッキー” 長岡宗一(元山口組系柳川組北海道支部長)

第六話 北海道ヤクザの歴史を変えた“北海のライオン” 石間春夫(五代目山口組初代誠友会総長)

第七話 数々の破天荒エピソードを誇る北海道の「南海の松」 松田武嗣(飯島一家松本分家庵袋二代目)

第八話 戦後の混乱から日本人を守った「渋谷事件」の戦闘司令官 高橋岩太郎(國粋会落合一家六代目総長)

第九話 大親分相手の名啖呵で男をあげた「関根の軍治」 藤田卯一郎(松葉会初代会長)

第十話 “独眼竜の政”の喧嘩度胸 森田政治(日本國粋会初代会長)

第十一話 千年の都に輝いた「残侠」の光芒 図越利一(会津小鉄会総裁)

第十二話 夭折した「近代ヤクザ」の先駆け 高橋輝男(住吉一家大日本興行初代会長)

第十三話 戦後の仙台を彗星のごとく駆け抜けた“不良の神様” 吉田武(奥州西海家初代吉田会会長)

第十四話 筑豊の荒くれ“川筋モン”を束ねた情愛の親分 太田州春(太州会初代会長)

第十五話 戦後の混乱期「組員一万人」を誇った大親分 関根賢(関根組組長)

第十六話 信心深いドンにして古風な“近代ヤクザ” 石井隆匡(稲川会二代目会長)

第十七話 “御大”と畏敬された北海道のドン 小高龍湖(会津家小高初代)

第十八話 新橋闇市の風雲児“カッパの松” 松田義一(関東松田組組長)

解説 組織は消えても、ヤクザは消えない 宮崎 学