内容説明
インド洋に浮かぶレユニオン島で、ルイ15世が愛した幻のコーヒー「ブルボン・ポワントゥ」の香りが、21世紀によみがえる。
動乱のエルサルバドルでコーヒー研究を開始し、ジャマイカ、ハワイ、スマトラで農園を拓いてきた男が、レユニオン島で絶滅寸前の最高級コーヒーを100年ぶりに復活させた。
世界中をめぐってコーヒーづくりに携わった日本人の矜持と情熱により、絶滅の淵から救われたコーヒーの再生と復活の物語。それは「サステイナブル・コーヒー」のあり方を考えさせるコーヒー環境論でもある。 コーヒー愛飲家必携。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こたちゅう
1
出だし、コーヒーの品種や産地の話から始まり、文章もプロの文体でないので若干分かりにくく面食らうが、読んでいくと必要な説明も尽くされ、慣れてくる。20年以上に渡る、文字通り世界を股にかけたコーヒー関係の仕事ぶりが楽しい。好きでやっていることがよくわかり、どんな分野にも通用するビジネスのエッセンスが感じられ、勉強になる。コーヒーの基礎知識が総花的に分かるのでは?という期待を持ち勝ちだが、違った切り口で一気に楽しく読めた。良著。2011/03/21
rinichiro
1
100g7000円という無茶苦茶な値段で販売しているコーヒー豆、ブルボンポワントゥ復活を手がけた人の自伝。よくある成功者の苦労自慢ではなく、俺はコーヒーが好きだあ!って本。面白いすよ。
Masa
0
ずっとアラビカとロブスタだと思っていた。笑 あと、彼の冒険家のような人生がかっこいい! 2016/12/01
takazou
0
読み終わってまず一杯2014/04/14
subdub
0
UCC上島珈琲の従業員が幻のコーヒーを復活させる話。ちょっと調べたら100gのコーヒー豆が8400円であったり1杯のコーヒーが2500円のようだ。 コーヒーの種類はロブスタ種とアラビカ種しか知らなかったけれどまだまだ知らない種類があるのが分かった。今後新たな種類が出てきそうで著者の活躍に期待。2013/10/26