講談社文庫 日本国憲法殺人事件

著者名：斎藤栄【著】

講談社（2018/08発売）

• ISBN：9784061838130

内容説明

「天地製薬のチミドールは、実験データが捏造されたもの」という匿名投書が、東邦新聞社にあった。偶然、この抗生物質によるショック死事件が続いて起っていたのだ。その矢先、実験の鍵と思われた男が怪死した……くちなしの花の中で。遺された憲法条文の切り抜きは、何を意味するのか?　“斎藤栄流トリック”が意表をつく、本格推理。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[コマンドー者]

斉藤氏の８０年代前半に講談社ノベルスの１冊として出された推理長編。タイトルは大きく出たが、内容はいつもの薬害絡みの連続殺人と憲法条文による暗合ネタ。まあそれなりに楽しめる安定の一冊。

2024/10/16