講談社現代新書<br> 世界経済入門

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講談社現代新書
世界経済入門

  • 著者名:野口悠紀雄【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 特価 ¥499(本体¥454)
  • 講談社(2018/08発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/27)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062884730

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内容説明

世界経済の動向を理解しなければ、日本経済の行く末を正しく判断することはできません。野口悠紀雄氏が世界経済の仕組みと課題を分かりやすく解説する決定版入門書です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

taka61

23
【kindle本】敬愛する野口先生の書。イギリスのEU離脱、アメリカや中国の現状等、現実の世界で起こっていることを、分かりやすく理路整然と説明されています。本当に頭の良い人は、易しい言葉で分かりやすく説明してくれますね。リカードの比較優位は懐かしく、学生の頃を思い出させてもらいました。2019/04/06

人間

12
FTAやTPPは自由貿易ではなくブロック化協定。自由貿易とは異なる。つまり仲良しクラブであり、域外国との貿易を縮小させる効果もある。中国との貿易が縮小することに問題がある。メイドインチャイナはもはや粗悪品ではないし、「日本の技術力」なんてものはもはや幻想みたいなもの。流行りは水平分業で、垂直統合にこだわっていると世界に追いつけない。ブレグジットについて少しだけ理解した。英国は孤立を選んだのではなくてEUの規約から逃れて自由になりたいようだ。世界経済は難しくて飲み込みきれない。2019/12/28

trazom

12
数字を踏まえて、世界の経済の状況を説明するという教科書的な書物。日本のフローの悪さとストックの豊かさが、数値的に実感できる。野口先生は、自由貿易の視点から、FTAやTPPなどのブロック経済化に大きな警鐘を鳴らし、世界に開いた「水平分業」を目指すことこそが、日本の製造業の生き残りの道だと説く。後半は、アメリカ、中国、アジア、EUのそれぞれにおける現状と課題を概説しているが、紙幅の都合か、表層的な紹介にとどまっているのが残念である。2018/10/08

オサム兄ぃ

10
非専門家向けの現実・現在の世界経済の読み方入門書。冷静で公平な分析は説得力に富み、日米中等の政策に向けた指摘は鋭い。曰く、TPPは自由貿易を阻害する、等々。本書一番の肝は「比較生産費の理論」。乱暴にまとめると戦後の経済成長で人件費が高くなった日本は、中国やその追従者と製造業で競争しても勝ち目はない、ということ。本書は英国やシンガポールの成功例に、金融を中心とした高度なサービス業を採るべき進路と示唆するが、簡単ではないだろう。現実にそれで食えるのか、それで食うことを皆が良しとするか、の両面で。2018/09/20

もっぱら有隣堂と啓文堂

9
第一次トランプ政権時の発刊だが、関税を軸にしたトランプ政策が基本的に変わっていないことを改めて感じる。まあ世界的にはよりいっそう困惑度が高まっているわけだが…。本邦が製造業、輸出立国の幻影に浸り産業構造が転換できなかった一方、中国企業のグローバル化、米英の高度サービス産業化による成功を語るのは日本編同様。リカードの比較生産費理論を引いて自由貿易を推し、FTAやTPPはブロック経済であるとして一刀両断で切り捨てる潔さも変わらず。とはいえ戦間期に似た昨今の情勢下では食糧はじめ様々な分野の安保の観点は必要だろう2025/05/08

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